ワークステーションMEGが調理人材の採用を開始 日本料理人の大田忠道氏と連携


料理人の心得などを話す大田氏(写真左)

料理人の心得などを話す大田氏(写真左)

 旅館・ホテル向けの接客受託サービス「MEG(メグ)システム」を提供するワークステーションMEG(大阪市、末吉淳子社長)が、旅館向け調理人材の採用を始める。採用開始に先立ち8日、同社本社で役員や採用担当者らを対象にした研修を実施。全国に弟子を持つ日本料理人の大田忠道氏らを迎え、旅館の料理人の生活や心得などを学んだ。

 MEGシステムは、同社の正社員「MEG」を、複数人のチームで契約旅館に配属するもの。求人活動や労務管理などをMEG社に任せられる点が特長だ。同社は日本各地の旅館で問題となっている日本料理の調理人材不足に対応しようと、調理人材「調理MEG」を採用、旅館に配属する新サービスを立ち上げた。

 同社接遇顧問で、中山千明氏との縁で、自身も有馬温泉で二つの料理旅館を営む大田氏と連携。同氏の弟子の会「百万一心味天地の会」のメンバーが料理長を務める、全国の旅館20軒への調理MEGの配属を目指す。

 同日の研修には、末吉晃一郎同社会長以下同社社員20人弱がオンライン含め参加。大田氏のほか、同氏の旅館に勤める経験3年目の若手料理人の河原麻有氏、村浦ひなた氏を講師に、料理人を目指した経緯や普段の仕事内容や技術向上、職場環境などについてヒアリングを行い、採用に向け見識を深めた。

 大田氏の旅館では、目の前でコミュニケーションを取り、説明をしたりお酒をすすめたりしながら料理を提供する「客前料理」を売りにしている。研修でも、河原、村浦両氏がだし巻き玉子の調理を実演しながら、質疑応答に対応。その手際とコミュニケーション力の高さ、だし巻き玉子のおいしさに、研修参加者からは感嘆の声が漏れていた。

 末吉社長は「だんだんと日本の良さを伝える旅館が減ってきている中で、中山顧問の日本のおもてなしとともに料理の分野でも日本の発展のために取り組んでいきたい」と意欲を述べた。大田氏は「ワークステーションMEGが採用活動する中では、調理に関心のある高校生もいるだろう。そういった若い人材を旅館料理の世界に導くきっかけとなれば」と期待感を語った。

料理人の心得などを話す大田氏(写真左)

料理人の心得などを話す大田氏(写真左)

 
 
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