スタッフ常駐不要、営業時間を24時間に拡大
JTB商事は3月27日、富山県黒部市の老舗旅館「延対寺荘」の売店に、株式会社TOUCH TO GOが提供する無人決済システム「TTG-SENSE」を導入した。
JTB商事と株式会社TOUCH TO GO(本社:東京都港区、代表取締役社長:阿久津智紀、以下TTG)の協業による初の「TTG-SENSE」導入事例となる。

会計のたびにフロントから駆けつける運用 業務負荷が課題に
延対寺荘の売店ではこれまで、会計のたびにフロントからスタッフが駆けつける有人対応の運用を行っていた。
業務負荷が大きな課題となっていたほか、夜間は店舗をクローズしていたため、宿泊客の利便性向上や売上機会の確保が求められていた。ピークタイムにおけるレジ待ちの解消も急務だった。

フル無人化ではなく「ハイブリッド」導入
こうした課題を解決するため、今回の導入では売店全体のフル無人化ではなく、レジ周辺の一部を「TTG-SENSE」化するハイブリッドな手法を採用した。
店内の全商品をセルフレジで精算可能としつつ、利用頻度の高い特定の4棚分については、商品を手に取るだけで自動的に判別・表示される自動認識機能を備えている。
これにより、営業時間をこれまでの限られた時間帯から24時間に拡大。深夜や早朝の買い物ニーズにも柔軟に対応できる体制を整えた。
天井カメラと重量センサーが連動 スキャン不要の購買体験
「TTG-SENSE」は、天井に設置されたカメラで客の動きを追跡し、商品棚に備えられた重量センサーが商品の動きを検知する仕組みだ。
2つのシステムが連動することで、会計時に商品をスキャンすることなくスピーディーな買い物を実現する。会員登録や専用アプリも不要で、誰でも手軽にスマートなショッピングを体験できる。
スタッフがレジに常駐する必要がなくなることで、フロント業務の効率化と顧客満足度の向上を両立させることが可能となる。
「TTG-SENSE」の5つの特長
「TTG-SENSE」の主な特長は以下の通りだ。
1. 手に取った瞬間に商品を判別し、商品スキャンが不要なためクイックな購買体験を実現
2. 遠隔監視と遠隔接客による後方支援で、売店担当者の負荷を軽減
3. 電源と小さなスペースがあれば出店できるため、デッドスペースの有効活用が可能
4. 多様な決済手段で支払い手段による機会損失を低減し、売上の最大化に貢献
5. AI分析基盤の活用により、商品を手に取った後、棚に戻した行動も解析可能
商品棚1本から展開可能で、多種多様な商品・販売方法に対応している点も特徴のひとつだ。




