一般社団法人日本ホテル・レストランサービス技能協会(HRS)は4月24日、都内で2026年度第1回理事会を開き、2025年度の事業報告等を行った。特に国家検定指定試験としての「レストランサービス技能検定」事業については、受験資格の緩和により受検者が増加したと報告した。具体的には、学科試験申請者数が対前年比108.3%(前年比+269名)、実技試験申請者数が対前年比109.6%(前年比+255名)となり、受験事業収益は64,821千円と対前年比109.3%の増収を達成した。
受験資格の緩和で受検者数が大幅増、1級は実務経験「11年→7年」に
受験資格の緩和内容は次の通りだ。
1級については、実務経験のみの場合が11年から7年へ、2級合格後の場合が4年から2年へ、3級合格後の場合が10年から4年へ、それぞれ短縮された。
2級については、実務経験のみの場合が3年から2年へ、3級合格後の場合が2年から0年へと改められた。
3級については、実務経験1年(承認校は0年)の要件が継続されている。
こうした資格要件の緩和と、2024年からの受験手数料改定が相まって、受検者数の回復・増加につながったとされる。
学科・実技ともに全国一斉実施、合計3,618名が学科に申請
2025年度の検定試験は、8月7日に全国9地区(北海道・東北・関東・新潟・中部・関西・中国四国・九州・沖縄)で学科試験が一斉実施された。実技試験は10月27日より全国で順次実施された。
2025年度(令和7年度)の検定試験における受検者数と合格者数は以下の通りだ。
学科試験
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1級:申請者数277名、合格者数126名、合格率45.48%
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2級:申請者数591名、合格者数452名、合格率76.48%
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3級:申請者数2,750名、合格者数2,256名、合格率82.03%
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合計:申請者数3,618名、合格者数2,834名、合格率78.33%
実技試験
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1級:申請者数173名、合格者数77名、合格率44.50%
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2級:申請者数492名、合格者数309名、合格率62.80%
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3級:申請者数2,259名、合格者数1,734名、合格率76.75%
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合計:申請者数2,924名、合格者数2,120名、合格率72.50%
なお、2024年4月から実技試験手数料が改正され、2級は16,000円、3級は13,000円となっている。
試験実施体制については、指定試験機関技能検定委員会を年間15回開催したほか、試験委員20名・検定委員331名(全国)の再任および追加選任を行った。水準調整会議およびコンプライアンス研修は全国・各地区合わせて9回開催。学科試験問題審議委員会も1回実施した。
一方、3年目を迎えた認定会場受検(承認校構内受検)は1地区3校51名の実施にとどまり、前年の2地区4校256名から大幅に減少した。
テーブルマナー講師認定は西洋料理が堅調、他は減少傾向
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