神楽・花田植を核に関係人口拡大へ 漫画家描きおろしビジュアルも
広島県山県郡北広島町は5月7日、伝統芸能「神楽」と「花田植」を活用した観光・関係人口拡大プロモーションを開始した。
6月7日(日)開催のユネスコ無形文化遺産「壬生の花田植」では、今年初めて「先着40名様限定」の予約席付きバスツアーを実施。プロモーションのメインビジュアルには北広島町出身の漫画家・平川哲弘氏の描きおろしを採用するなど、幅広い取り組みを展開する。

日本一に輝いたお米をはじめ約20種類もの品種を育てる米どころ、北広島町。同町の伝統芸能「花田植」と「神楽」は、日本の稲作文化に深く根差し、今でも地域のアイデンティティとして世代を超えて継承されている。
初夏に行われ、豊作を願い田の神を祭る華やかな農耕儀礼「花田植」。秋の実りに感謝し、神事の際に奉納される「神楽」。北広島町はこの二つの伝統芸能を「日本の稲作文化の豊かさを象徴する、北広島町の誇りそのもの」と位置づける。
今回のプロモーションは、神楽と花田植の魅力を若者の協力を得ながら広く発信し、北広島町への来訪を促すことで「地域経済の活性化と関係人口の拡大」を図るものだ。
漫画家・平川哲弘氏が描きおろし
プロモーションのアイキャッチとなるメインビジュアルには、北広島町出身で「クローバー」や「ヒマワリ」で知られる漫画家・平川哲弘氏の描きおろし作品を採用した。
花田植の囃子手や早乙女、神楽の神や鬼を、「平川先生ならではのカッコよさ、忠実で且つ鮮やかに作成いただいた」(北広島町役場)もの。ホームページや幟(のぼり)などのツール、グッズに幅広く活用していく方針だ。

「壬生の花田植」バスツアー、今年初の予約席設定
今年の「壬生の花田植」は6月7日(日)に開催される。
「花田植」は田の神様を迎え、その年の豊作を祈願する農耕儀礼。北広島町によれば、「そのすべてが絵巻物のように壮麗」であり、中でも「壬生の花田植」は日本の稲作文化を伝えるものとして高い評価を受け、2011年にユネスコ無形文化遺産に登録された。
当日は壬生の町一帯がお祭りとなる。メインイベントまでの「道行(みちゆき)」と呼ばれる路上パフォーマンスや、地域ならではの特産品の飲食・購入も楽しめ、子供から大人まで一日を通して楽しめる内容だ。
今年初めて設けられる「先着40名様限定」の予約席付きバスツアーの料金は、大人(13歳以上)9,000円、こども(6歳〜12歳・小学生)6,300円(いずれも税込み)。詳細は北広島町伝統芸能プロモーションサイト(https://kagura-hanataue.jp)で確認できる。

若者のボランティア参加を広く募集
北広島町伝統芸能プロモーションでは、若者が伝統芸能に触れる機会の創出と学生ボランティアの活用を積極的に推進している。壬生の花田植や神楽競演大会の企画・運営に参加できる若者を、町内外から広く募集中だ。
参加の申し込みは、学生起業家・片桐萌絵氏が立ち上げた民俗芸能専門のコンサルティング会社「とらでぃっしゅ」のサイトから受け付けている。お祭り好きな人を「渡衆(わたりしゅ)」として募集しており、申し込みページのURLはhttps://matsuri-union.tradish.info/matsuri。
伝統芸能プロモーションサイトで情報を一元発信
北広島町伝統芸能プロモーションサイト(https://kagura-hanataue.jp)では以下の情報を発信している。
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神楽の魅力
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花田植の魅力
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北広島町神楽公演案内
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鑑賞バスツアー案内
同サイトには、花田植の成り立ちや楽しみ方、神楽の歴史や演目のほか、北広島町内に63団体ある神楽団の情報や動画も掲載。公式インスタグラムともリンクしており、花田植と神楽の最新情報を随時知ることができる。今後は各神楽団のインスタグラムともリンクし、神楽団情報をさらに共有していく予定だ。
北広島町は「神楽」と「花田植」の魅力を多くの人に知ってもらい、北広島町へ足を運んでほしいと呼びかけている。





