日本旅館協会中部が総会 会長に相原氏(静岡県・新井旅館) 業界の将来像描く


新会長に就いた相原氏

新会長に就いた相原氏

 日本旅館協会中部支部連合会(246会員)は4月21日、令和8年度通常総会を名古屋市のホテルメルパルク名古屋で開いた。今年度の事業計画を審議・承認したほか、任期満了に伴う役員改選で、新会長に相原昌一郎氏(静岡県・新井旅館社長)の就任を決めた。

 相原氏は「身が引き締まる思い。この先5年、10年を振り返った時に『良くなった』と思えるような業界を、皆さんと一緒に作っていきたい」と意気込みを述べた。

 前会長の前田健二氏(福井県・あわら温泉美松社長)は、2期4年の在任期間を振り返り、協会の存在意義を改めて強調。「協会の存在があって(初めて)物事が進む。会員になるためのメリットも大事だが、協会があることによるメリットを考えることも必要だ」。

 今年度は昨年度に引き続き東海地区外国人観光客誘致促進協議会や観光ビジョン推進中部ブロック戦略会議などに参加し、国内宿泊観光の振興、外客誘致を図る活動を推進。また、協会本部と協力して税制改正・金融施策などの実現に向けて対応する。

 事務局からは、毎月実施している宿泊実績調査への協力率が20%を下回っている現状が報告され、積極的な協力を呼び掛けられた。また、近年多発している自然災害への対応として、情報収集と注意喚起に努めるほか、災害見舞金制度の活用についても周知した。

 来賓には協会本部の桑野和泉会長のほか、中部運輸局の神谷昌文局長、愛知県観光コンベンション局の河治豊弘観光推進監らが出席した。

 総会後は商工組合中央金庫と共催でセミナーを開き、船井総合研究所の大友一也氏らが、インバウンド集客とそれに依存しない施設運営の戦略を紹介。AIを活用した口コミやアンケート分析では、テキストマイニングによりポジティブ要素を抽出し、客観的視点で自社予約比率やリピート率の最大化に生かす手法を提示した。

新会長に就いた相原氏
新会長に就いた相原氏

 役員人事は次の通り(敬称略)。

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