四国には魅力的な観光資源が多々あるが、それらを組み合わせたルート紹介も必要だ(愛媛県・道後温泉)
「全国の中でも、四国は日本人観光客から選ばれていないという、看過できない現状が明らかになった」―四国運輸局は、先ごろまとめた報告書で、四国の観光について危機感をあらわにした。外国人観光客は伸びているものの、全体の約9割を占める国内客は減少しており、報告書は打開のため、「今後は広域連携観光の取り組みを進めることが重要」とした。
観光ビジョン推進四国ブロック戦略会議の観光WG(ワーキンググループ)で「四国エリアへの国内旅客の誘客」に関する検討を重ね、報告書を取りまとめた。
2025年の四国4県の外国人延べ宿泊者数は前年比24.1%増の約207万人泊。これまで過去最高だった24年を40万人泊ほど上回り、年間過去最高記録を更新した。
半面、日本人の延べ宿泊者数は約1253万人泊となり、23年比11.9%減、24年比3.0%減と、23年以降、減少傾向が続いている。25年の数字は日本人全体の3%に過ぎず、関東の10分の1程度という低さだ。「増減率をブロック別に見ると、19年比で全国ワースト4位、24年比同5位」と低迷していることが分かり、看過できない現状と深刻に捉えている。
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