株式会社ワカモノリサーチは5月5日、全国の15歳〜19歳の若者を対象に実施した「休日の人混みスポット」に関するアンケート調査の結果を発表した。
調査によると、「混んでいるから行かない」と回答した若者は64.6%にのぼり、約3人に2人がゴールデンウィーク(GW)などの激混みスポットを回避する意向を持つことが明らかになった。

「人混みが嫌い」「頭痛くなる」 苦手意識が圧倒的多数
調査では、「お休みの日に行きたい場所が激混みしていたらどうしますか?」という質問を実施。その結果、「混んでいても行く」は35.4%にとどまり、「混んでいるから行かない」が64.6%と、大多数を占めた。
「混んでいるから行かない」と答えた若者からは、人混みそのものへの苦手意識を示す声が圧倒的に多く集まった。
「人混み嫌い」「人混みは疲れるから」「人口密度が高い場所は苦手だから」「人混み行くと頭痛くなる」「人混みが嫌い気持ち悪くなる」——。
こうした声に加え、「人自体が好きじゃない」「人が怖いから」といった、より率直な回答も寄せられた。
人混みを”お祭りムードでテンションが上がる場所”として見るのではなく、”体力もメンタルも削られる場所”として捉えている若者が多い実態が浮き彫りとなった。
「タイパわる!」 時間効率を重視する声も相次ぐ
人混みへの忌避感とともに目立ったのが、タイムパフォーマンス(タイパ)や効率を重視する意見だ。
「タイパわる!」「混みすぎて普段とは訳が違うぐらい時間がかかるから」「混んでいる時間をそこに使うなら勉強する」「時間が無駄になってしまう」——。
”混んでるけどGWだし仕方ないよね”という受け入れムードではなく、”並んで終わるなら普通に無駄じゃない?”という発想で行動を判断している様子がうかがえる。
「家にいたほうがいい」「別日に行ったほうがいい」という合理的な計算をしている若者も少なくないとしている。
「家が一番」 インドア志向の根強さも
さらに、外出そのものへの消極的な姿勢を示す声も多数寄せられた。
「そもそもあまり外に出たくない」「インドア派だから」「家にいるのが一番!」「実家に引きこもりたいから」「だらだらしたい」「家から出るだけでも面倒くさいのにわざわざ混んでいるところに行きたくないから」——。
「混んでいるかどうか」以前に、休日は家で過ごしたいという本音が強くにじむ結果となった。
加えて、現実的な事情を理由に挙げた若者も目立った。
「そもそも受験生なので外出の予定はない」「塾行く」「部活で休みがないから」「部活動で忙しいから」「バイトがあるから」「そもそもバイト」「大学に慣れないから」「お金を貯めるため」——。
受験、部活、アルバイト、新生活への適応など、GWであっても外出どころではない事情を抱えた若者の存在も浮き彫りとなった。
「行く」派は”今しかない”モード 推し活・友人との約束は別格
一方、「混んでいても行く」と回答した35.4%の若者からは、行動を後押しする明確な理由が語られた。
「わざわざ行くなら混んでるとか関係ないっしょ」「行きたい場所だから!それ以上の理由はない」「行きたい場所には行きたい」「だっていきたいもん」——。
シンプルに”行きたいから行く”という声が多数を占め、混雑を織り込んでもなお行く価値を見出していることがわかる。
そこに”今しかない”という時間感覚が加わると、意志はさらに強固になるようだ。
「ゴールデンウィークはさすがに出かけたいから」「ゴールデンウィークにしか長い休みはないから楽しいことをしたい」「高校生のGWは3回だけ。いまのうちに楽しむべき」——。
”行けるタイミングが今しかない”と考えることで、”行かなかったら後悔する”という感覚が混雑への抵抗感を上回る傾向がみられた。
また、行き先の性質によって判断を変える若者の姿も明らかになった。
「場所による! 推し活現場なら混んでても行く」「観光とか気になってる場所なら行きたい」「人がいるからこそ楽しい」「ディズニーすき!GWでも行く」——。
”推し活現場”や特定の人気スポットは別格として扱われており、「全部の激混みスポットが嫌」なのではなく、”その混雑に行く意味があるか”で判断していることが明白となった。
なんとなくの観光や、ちょっと気になる程度の場所なら避けるが、推しの現場やどうしても行きたい場所なら話は別——。こうした線引きが、令和の若者に共通した行動様式として見えてきた。
友人との関係を優先する声も寄せられた。
「思い出作りたいから」「友達にあいたいから」「友達と約束してるから」「何かしたい、じっとしていられない!」——。
人混みよりも友人と会えないこと、思い出が作れないことへの抵抗感が、外出の動機となっている若者の存在も確認された。
調査概要
今回の調査は、ワカモノリサーチが実施した。調査概要は以下の通り。
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調査期間:2026年4月3日〜2026年4月10日
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調査機関:株式会社ワカモノリサーチ
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調査対象:全国の15歳〜19歳の若者(男女)
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有効回答数:305名
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調査方法:インターネットリサーチ




