JTB次期社長に青海友氏 山北氏は代表取締役会長に


 JTBは、24日開催の取締役会で、次期の代表取締役社長執行役員に青海友・常務執行役員長期ビジョン戦略推進担当が就任することを内定した。6月30日に開催予定の定時株主総会、取締役会で正式決定する。

 現・代表取締役社長執行役員の山北栄二郎氏は代表取締役会長に、現・取締役会長の髙橋広行氏は相談役にそれぞれ就任する予定。

 次期社長に内定した青海氏は、24日に東京都内で開かれた記者会見で、「今、AIの進展によって私たちの暮らしやビジネスが日々急速に変化をしている。デジタルを通じて利便性が高まっていると感じる一方で、リアルな旅、交流、出会い、こういったものの力を改めて実感する機会が増えている。リアルとデジタルはもはや切り離せるものではなくなった。それを掛け合わせることで交流の力が以前よりも大きくできると思っている。JTBグループの仲間やパートナーの皆さまと一緒にそうした機会をたくさんつくっていきたい」と述べた。

 一方で、代表取締役会長に就任予定の山北氏は、2020年6月に社長に就任し、コロナ禍で旅行需要、人的往来が途絶える中、JTBグループの構造改革を推進するなど、経営危機を乗り切った。今年1月には、2035年を見据えたJTBグループの長期ビジョン「OPEN FRONTIER 2035」(以下、長期ビジョン)を策定。将来の発展に道筋を示したところで、青海氏にバトンタッチする。山北氏は、代表取締役会長に就任後も「国内外の業界団体や経済団体等の活動を通じ、世界のツーリズム産業全体の発展と日本のプレゼンス向上に貢献する役割を担っていく。同時に、JTBグループの長期ビジョンの実現に向けて新しい社長をサポートしていく」と述べた。

 青海 友氏(あおみ・とも)1993年4月、日本交通公社(現・JTB)入社。2022年6月、取締役兼常務執行役員経営戦略担当(CSO)。24年4月、JTB Americas,Ltd取締役社長。26年1月から現職。横浜市立大学商学部卒。北海道出身。55歳。

次期社長に内定した青海氏(右)と現社長の山北氏(24日、東京都内の記者会見で)


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