日本銀行の野口旭審議委員は11月27日、足元の食料品価格高騰を念頭に「局所的な値上げの連鎖が生じる可能性」に言及し、コスト転嫁の遅れを一挙に取り戻す「埋め合わせ」型の価格上昇が断続的に起きる恐れがあるとの見方を示した。政策スタンスについては、大幅な政策金利の調整を避けるため、「ほふく前進的」に小刻みな利上げを進めるべきとの考えを示した。大分県での金融経済懇談会の講演で述べた。
野口委員は講演で、消費者物価の見通しに関し、「価格は上がらなくて当然」というゼロインフレを前提としたノルム(社会通念)からの移行過程を辿っている点を強調。「コスト上昇が積み重なっていけば、価格は結局のところは上昇していかざるを得ない」とし、主に食料品で生じる局所的な値上げ連鎖の可能性を訴えた。【記事提供:ニッキン】
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