旅先への配慮、貢献を啓発する一般社団法人ツーリストシップは22日、外国人観光客に向けたイベント「日本語ミニレッスン」を東京の浅草寺で行った。外国人観光客に簡単な日本語三つを覚えてもらい、観光地などで話してもらうことで、旅行者と地域住民の間のコミュニケーション上の不安や摩擦を解消しようという取り組み。
食事をする前の「いただきます」、人に話しかける時の「恐れ入ります」、心が高ぶった時の「わくわく」の三つの言葉を外国人客にレクチャー。逆に、外国人客から「ありがとう」の母国語を教えてもらうなど、相互にコミュニケーションを図った。
ツーリストシップの調査によると、日本人の49%が外国人旅行者から突然、日本語以外で話しかけられた経験があり、54%が「急に日本語以外で話しかけられると怖い」と答えている。一方、外国人旅行者の97%が「旅先で住民に歓迎されたい」と答えており、「今回のイベントは、こうしたギャップを埋めるために企画した」(ツーリストシップ)。





