「戸田さんさんまつり」など秋の観光情報をアピール
静岡県の沼津市商工会戸田(へだ)支所の一行が16日、東京の観光経済新聞社を訪問。秋のイベント情報やインバウンドの最新動向を紹介した。
来社したのは、野津祥平支所長と山田隆継理事(商業部会長)、金田鉄平氏(建設業関連部会所属)の3人=写真。

「戸田さんさんまつり」など秋の観光情報をアピール
11月3日には、秋の恒例イベント「戸田さんさんまつり」が開催され、戸田地区と隣接市町の特産品販売をはじめ、抽選会やライブステージ、クイズ選手権などを実施。深海魚をすり身にして油で揚げた「へだトロはんぺん」は、戸田のイベントではここでしか味わえないソウルフードで、必ず味わいたい一品だ。
同月30日には「戸田深海魚まつり」をへだのすけ市場で開催。戸田は古くからトロール漁(底引き網漁)が盛んで、市場価値が低かった深海魚の活用を目的に、2014年に「深海魚プロジェクト」が発足。その後は祭りなどの開催を通じて深海魚の”聖地”としての魅力を発信している。
インバウンド客の動向について3氏は、「これまでは中国人観光客が多かったが、最近はヨーロッパ人も増えてきた。宿泊については、民泊が民宿の数を上回るほど増加している」と話す。駿河湾で採れる「タカアシガニ」は、香港や台湾などアジア圏からの旅行者に人気だという。
食以外の観光資源の充実にも力を入れており、現在は、旧国民宿舎伊豆戸田荘跡地を活用したミュージアム建設も進行中。戸田出身で「だんご三兄弟」や「ピタゴラスイッチ」の生みの親である東京芸術大学名誉教授の佐藤雅彦氏らが発起人で、佐藤氏が手掛けた映像作品などを展示するほか、宿泊施設も併設する予定。

戸田さんさんまつりのチラシ(表)

戸田さんさんまつりのチラシ(裏)




