2017年度の飲食店倒産、過去2番目の高水準


 帝国データバンクはこのほど、2017年度(2017年4月~2018年3月)の飲食店の倒産動向をまとめた。件数(飲食事業を主業とする事業者で、負債1千万円以上の法的整理)は701件で前年度比22・8%増と、これまで最多だった2011年度(732件)に次ぐ、2000年以降で過去2番目の高水準となった。

 701件を11の業態別に見ると、全て前年度を上回った。このうち「中華料理店・その他の東洋料理店」が110件(同25・0%増)、「西洋料理店」が78件(同11・4%増)と、過去最多となった。

 最も多いのは居酒屋、焼鳥屋、おでん、もつ焼屋、ダイニングバーなどを含む「酒場・ビヤホール」で132件、構成比18・8%。以下、中華料理店・その他の東洋料理店、西洋料理、バー・キャバレーなど(76件)、一般食堂(70件)、日本料理店(69件)、喫茶店(61件)、その他の一般飲食店(52件)、すし店(25件)、そば・うどん店(19件)、料亭(9件)。

 態様別では破産が669件、都道府県別では東京都が116件で1位。前年度比では大阪府が22件増と最も増えた。

 負債総額は334億100万円で、前年度比15・4%増加(44億6600万円増)した。

 
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