2017年外国人延べ宿泊数、福島・秋田が震災前上回る


 東北6県の2017年の外国人延べ宿泊者数が94万5560人泊となり、東日本大震災前の10年比で87・1%の増加となった。観光庁の宿泊旅行統計調査の速報値を基に「従業者数10人以上の宿泊施設」の延べ宿泊者数について東北運輸局が集計した。インバウンドの回復が遅れていた福島県、秋田県が初めて震災前の水準を上回った。

 福島県は、10年比7・8%増の9万4千人泊となった。震災前に比べると、韓国が大幅に減少しているが、台湾、中国、タイ、豪州などが増加している。秋田県は、同44・9%増の9万2140人泊。震災前に比べて、韓国が減少しているが、台湾、香港、中国などが増加している。

 青森県は、10年比304・7%増の23万9150人泊。宮城県を上回って東北6県で最多となった。宮城県は同45・7%増の23万2310人泊、岩手県は同126・6%増の18万9070人泊、山形県は同87・9%増の9万8910人泊。

 震災前の水準を上回ったのは、青森県が14年、宮城県、岩手県、山形県が15年だった。

 東北6県合計の17年の外国人延べ宿泊者数を国・地域別に見ると、最多は台湾で10年比184・5%増の38万2810人泊。続いて中国が同266・2%増の16万330人泊、韓国が同37・5%減の7万8170人泊、米国が同63・9%増の6万1710人泊、香港が同15・4%減の5万5260人泊、タイが同445・0%増の4万2730人泊、豪州が同311・7%増の1万6960人泊など。

 
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