2021年2月の訪日外国人旅行者数は、20年同月比99.3%減の7400人となった。日本政府観光局(JNTO)が17日に発表した推計値。新型コロナウイルスの世界的な流行で水際対策が強化されたため、前年比の減少はもとより、21年1月の4万6500人からも大幅に減った。観光目的の入国はなく、在留資格を持つ人の再入国だけで、原則として新規入国は停止されている。
20年1月下旬から新型コロナの訪日旅行への影響が拡大した。21年2月の訪日外国人旅行者数を19年2月の実績と比較すると99.7%の減少となった。
21年2月の訪日外国人旅行者数を国・地域別に見ると、中国1700人▽韓国900人▽インド600人▽米国、台湾各400人―などが上位だった。
21年1~2月累計の訪日外国人旅行者数は5万3900人で、20年同期比98.6%減、19年同期比99.0%減となった。
また、21年2月の出国日本人数(JNTO推計値)は、20年同月比98.1%減の2万4800人。21年1月の4万8691人からも減少した。21年1~2月累計は、20年同期比97.3%減の7万3500人となった。