帝国データバンクによると、2014年度(2014年4月〜2015年3月)のホテル・旅館経営業者の倒産(負債1千万円以上の法的整理)は80件、負債総額は530億7200万円だった。件数は前年度比15.8%減少(15件減)し、2年連続で100件を下回った。ただ、負債総額は同19.9%増加(88億1500万円増)した。
件数を月別に見ると、10件以上の2桁を記録したのが5月と8月の2回。ほかは全て1桁で、7月と1月は3件と同年度最少を記録した。
負債総額は前年度を上回ったものの、2012年度比では31.6%減と、大きく減少している。月別では、100億円の大台を超えた月が前年度に続きなかった。2012年9月以降、31カ月連続で100億円未満の低水準が続いている。
3月単月の倒産は8件、負債総額は94億9千万円だった。件数は前月比11.1%減少(1件減)、前年同月比14.3%増加(1件増)。負債総額は前月比4.5%減少(4億5千万円減)、前年同月比521.1%増加(79億6200万円増)。