帝国データバンクによると、2013年度(2013年4月〜2014年3月)のホテル・旅館経営業者の倒産(負債1千万円以上の法的整理)は95件で、前年度比7件減少(6.9%減)した。2年連続の減少で、7年ぶりに100件を割り込んだが、「金融円滑化法などの影響で全体の倒産件数が抑制されている現状を勘案すると、2007年度以降の高水準から脱したとは言いにくい」(帝国データバンク)。特に小規模倒産の割合が増加しているのが目立つ。
負債総額は442億5700万円で、同333億1300万円減少(42.9%減)。2000年以降で最少を記録した。
負債1億円未満の倒産が全体の32%。近年は年々比率が上がり、2003年(7%)の5倍近くの割合を占めるようになった。
今年3月単月のホテル・旅館経営業者の倒産は7件、負債総額は15億2800万円だった。