11月の全国宿泊客は30%減 山口、長崎はプラス


 観光庁が1月29日に発表した宿泊旅行統計調査の結果、2020年11月の全国における宿泊施設の延べ宿泊者数(第2次速報値)は、新型コロナウイルスの影響を受け、前年同月比30.5%減の3450万人泊となった。都道府県別では、山口県と長崎県が前年同月比でプラスとなったが、45都道府県ではマイナス。東京都、大阪府が約5割減と下げ幅が依然大きい。

 11月の延べ宿泊者数の内訳は、日本人が前年同月比16.1%減の3407万人泊、外国人が同95.2%減の43万人泊。政府のGo Toトラベル事業や自治体による旅行・宿泊割引事業などで、日本人の国内旅行の需要が喚起されたとみられる。

 都道府県別に見ると、山口県が前年同月比1.5%増の34万人泊で、9月から3カ月連続のプラス。長崎県は同2.4%増の64万人泊でプラスに転じた。10月にプラスに転じた秋田県は同4.0%減の28万人泊とマイナスだった。

 前年同月比の減少率が1桁台の地域は、秋田県のほかに、青森県(9.8%減の33万人泊)▽岩手県(6.7%減の46万人泊)▽福島県(4.9%減の101万人泊)▽栃木県(7.9%減の79万人泊)▽佐賀県(8.1%減の22万人泊)。

 下げ幅が最も大きかったのは、大阪府で前年同月比54.8%減の181万人泊だった。次いで東京都が同54.5%減の305万人泊。以下は、沖縄県(42.5%減の142万人泊)▽北海道(37.1%減の155万人泊)▽京都府(36.3%減の180万人泊)▽千葉県(34.8%減の156万人泊)▽福岡県(34.3%減の117万人泊)―など。

 
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