11月のサービス産業の売り上げ、9%減


 宿泊を含むサービス産業の売上が減少している。総務省のサービス産業動向調査(速報)によると、昨年11月の宿泊業の月間売上高は前年同月比8.6%減少した。サービス産業全体は同4.5%減少。9つの産業大分類別では、医療・福祉、情報通信業の2業種で増加、ほかの7業種は減少している。

 調査は全国の宿泊業・飲食サービス業、生活関連サービス業・娯楽業、運輸業・郵便業などのサービス産業の中から、約3万9千事業所を選定して行った。

 宿泊業の同月の売上高は5512億9900万円で、前年同月比8.6%減少。従事者数は87万1千人で、同7.1%増加した。1事業所当たりの月間売上高は865万円、1従事者当たりの月間売上高は63万円。

 サービス産業全体の同月の売上高は24兆1217億5900万円で、同4.5%減。従事者数は2671万1千人で、同0.2%減。1事業所当たりの月間売上高は860万円、1従事者当たりの月間売上高は90万円だった。

 売上を9つの産業大分類別でみると、廃棄物処理業、職業紹介・労働者派遣業などのサービス業(他に分類されないもの)が前年同月比10.0%減と、最も減少幅が大きかった。このほか、運輸業・郵便業が同9.3%、生活関連サービス業・娯楽業が同8.2%、宿泊業・飲食サービス業が同4.3%、不動産業・物品賃貸業が同4.1%のそれぞれ減少。学術研究・専門・技術サービス業、教育・学習支援業もそれぞれ同2.4%、同2.3%減少した。

 医療・福祉は同3.1%増と、最も増加幅が大きかった。このうち「保健衛生」が33・3%増と大きく伸びた。情報通信業は同0.4%増加した。

 
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