帝国データバンクによると、昨年度(2011年4月〜2012年3月)のホテル旅館経営業者の倒産(負債1千万円以上の法的整理)は129件で、前年度の105件から22.9%増加(24件増)した。昨年3月の東日本大震災で同4〜6月に倒産件数が急増した。
負債総額は996億4300万円で、前年度(787億4700万円)から26.5%増加(208億9600万円増)した。
単月の倒産件数をみると、4月に16件、5月に20件、6月に12件と高水準になった。特に5月は2000年以降の月別で最高を記録した。「東日本大震災による自粛ムードなど、間接的被災が経営を圧迫した」(帝国データバンク)。
単月の負債総額は、震災直後の4、5、7月と今年1、2月に100億円以上の高水準となった。
旅行業者の倒産 前年比47.1%増
帝国データバンクによると、昨年度の旅行業者の倒産は前年度比47.1%増の50件、負債総額は同24.5%減の37億7400万円だった。