2~3月の民泊、前の期から3%増 延べ宿泊75万人泊


 観光庁はこのほど、住宅宿泊事業者(民泊事業者)の2019年2~3月の宿泊実績をまとめた。全国の宿泊者数は前期(18年12月~19年1月)比13.9%増の28万2250人。延べ宿泊者数は同2.9%増の74万7656人泊だった。届け出住宅1件当たりの宿泊日数(宿泊が行われた日数)は、集計期間2カ月のうちで平均19.4日となった。

 宿泊実績は5月7日時点の集計で報告件数は1万2519件、報告率は84.3%。

 宿泊者数のうち訪日客は20万7979人(構成比73.7%)、国内客は7万4271人(同26.3%)だった。前期に比べて訪日客は8.8%増と微増だが、国内客は30.8%増と大幅に伸びた。

 訪日客の宿泊者数を国・地域別に見ると、最多の中国が5万1836人で訪日客全体の24.9%を占めた。続いて韓国が3万4367人、米国が2万1975人、台湾が1万5426人、香港が1万1004人、豪州が1万33人、タイが9574人など。エリア別の構成比は東アジアが54.2%、東南アジアが18.0%、北米が12.4%、欧州が5.5%など。

 宿泊者数の多い上位5位の都道府県(カッコ内は前期比)は、(1)東京都10万871人(5.1%増)(2)北海道4万4846人(4.0%増)(3)大阪府3万3036人(31.3%増)(4)福岡県1万7530人(21.7%増)(5)愛知県1万2388人(14.5%増)。続く沖縄県も1万2385人(18.2%増)と1万人を超えた。

 「延べ宿泊者数」を「宿泊者数」で割った1人当たり宿泊日数は全国平均2.6日となった。

 延べ宿泊者数の上位5位の都道府県(カッコ内は前期比)は、(1)東京都33万1366人泊(2.5%減)(2)北海道11万6166人泊(4.0%減)(3)大阪府10万2613人泊(0.9%減)(4)福岡県3万3558人泊(28.3%増)(5)沖縄県2万8825人泊(25.2%増)。

 届け出住宅1件当たりの宿泊日数は、住宅宿泊事業法で上限が年間180日と定められているが、19年2~3月の全国平均は19.4日。都道府県別に見た上位は、(1)福岡県24.7日(2)東京都24.1日(3)兵庫県23.1日(4)愛知県21.8日(5)京都府20.5日(6)大阪府19.4日(7)北海道19.3日―などだった。

 
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