日本ユニシスは、近畿運輸局、和歌山県から「高野山デジタルパス実証事業」を業務受託。高野山内の公共交通機関や観光施設などのチケットの決済、発行がスマートフォン一つで可能となる「高野山デジタルパス」のサービスを1月8日から開始する。
世界遺産登録後、高野山を訪れる観光客は、日本はもとより世界中から170万人を超え、駅などの交通拠点から観光施設、ウォーキングポイントまでの二次交通の利便性の向上や、ウィズコロナ時代の観光需要への対応が課題となっていた。
高野山デジタルパスは、バス1日フリー乗車券、付帯する飲食店などの割引クーポン、諸堂共通内拝券、霊宝館入場券を専用アプリからのダウンロードなどの手間なくウェブブラウザ経由で購入可能。チケットのデジタル化により、旅行者は販売所を介することなくいつでもどこでもチケットを購入でき、ストレスフリーな旅が楽しめる。
デジタルパスの仕組みに同社の旅行商材流通サービス基盤「Offer Links」が採用されている。実証期間は3月10日まで。