和歌山県、旅行会社ら250人前に観光魅力をアピール


交流会の様子(右から4人目が山西観光連盟会長)

 和歌山県と県観光連盟は4日、東京都内で観光プロモーション説明会・交流会「和みわかやま 東京レセプション2018」を開催した。旅行会社関係者、メディア関係者ら約250人が参加した。

 同県は「水の国、わかやま。」「サイクリング王国わかやま ~WAKAYAMA800~」といった各種観光キャンペーンを展開している。

 8月には「トリップアドバイザーの口コミで選ぶ世界の人気テーマパーク2018」で、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)、千葉のディズニーシー、ディズニーランドに次いで国内第4位に選ばれたアドベンチャーワールド(白浜町)でジャイアントパンダの赤ちゃんが誕生するなど、明るい話題も豊富だ。

 第1部の説明会冒頭、山西毅治・県観光連盟会長(県商工観光労働部長)は「和歌山はこれまで、世界遺産の高野山や熊野古道、白浜温泉といった有名観光地を中心に施策を展開してきた。今後は、他の地域にも足を延ばしてもらい、周遊してもらいたい。自然や歴史など、素晴らしい観光資源は多くあるので、今まで以上に発信していきたい」と力を込めた。

 同県では「『最初の一滴』醤油醸造発祥の地 紀州湯浅」(湯浅町)、「『百世の安堵』~津波と復興の記憶が生きる広川の防災遺産~」(広川町)など四つの日本遺産が選定されており、加えて、「わかやま歴史物語」として、神話の時代から近代に至るまでの、同県内各地の豊富な歴史遺産を「100の旅モデル」として紹介するなど、新たな観光素材を提案している。

 説明会後半には、日高川町の古刹、道成寺の小野俊成住職が「わかやま歴史物語~千年以上語り継がれた安珍・清姫の悲恋~」をテーマに、能や歌舞伎の題材として知られる「安珍清姫物語」の絵とき説法を披露。近年ではインバウンド対応として、英語での絵とき説法も実施していると強調した。

 第2部の交流会では、県産食材(熊野牛、紀州梅など)を使った料理や梅酒が用意されたほか、県内市町村のPRコーナーが設置され、参加者に和歌山の魅力をアピールした。
     

交流会の様子(右から4人目が山西観光連盟会長)

 
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