全国寺社観光協会、「コロナ収束一斉祈願」を5月2日にインターネット中継


 全国寺社観光協会、「コロナ収束一斉祈願」を5月2日にインターネット中継する。

YouTube「寺社Nowチャンネル」(運営:一般社団法人全国寺社観光協会)は、5月2日(土曜日)午前10時より、いっさいの病者を救済する大医王仏「薬師如来」(通称:お薬師さん)を祀る西国四十九薬師霊場会各寺院が執り行うコロナ収束一斉祈願の模様を、新薬師寺の国宝本堂を中心に多元生中継します。なお、西国の薬師霊場各寺院が宗派を超えて一斉に祈願すること、さらにその一斉祈願を世界が共に祈ることができるようにインターネットで中継することは、奈良時代から現代に至る薬師如来1200年以上におよぶ歴史上初の試みとなります。

▼日時:2020年5月2日(土曜日)10:00〜12:30
〈LIVE配信URL〉https://youtu.be/EUNb_IbUwn4
・10:00〜11:00 リモート参拝(新薬師寺/国宝薬師如来坐像など)
・11:00〜11:30 一斉特別祈願
・11:30〜12:30 リモート参拝(新薬師寺/国宝十二神将像など)

西国四十九薬師霊場会LIVE一斉特別祈願西国四十九薬師霊場会LIVE一斉特別祈願

西国四十九薬師霊場会寺院の御朱印西国四十九薬師霊場会寺院の御朱印

薬師如来(正式名:薬師瑠璃光如来)は、古くから「お薬師さま」「お薬師さん」と親しみを込めて呼ばれ、衆生の病と苦しみを癒す仏様として信仰を集めてきました。西国四十九薬師霊場会は、その薬師如来をお祀りする京都・大阪・兵庫・滋賀・奈良・和歌山・三重の七府県、49カ寺で構成されています。

いまだ感染拡大の収束が見えず、身体的・精神的・経済的にもさらなる深刻な影響が世界的に広がろうとしている今般のコロナ禍にあって、人々の心と身体を癒すことを願い続けてきた西国薬師霊場会が、今こそ心をひとつにしてその願いを結集すべく、また、さらに多くの人たちと共に祈りを捧げることができるようにと今回の特別祈願とライブ中継が企画されました。

とはいえ緊急事態宣言発令下において、霊場会各寺院の僧侶が自坊から移動して一堂に会することは避けなければなりません。そこで今回の一斉祈願は、各寺院がそれぞれ自坊のお堂で同時に祈願するというこれまでにない初めての形式で実施されます。

ということでYouTube「寺社Nowチャンネル」でのライブ中継は、西暦747(天平19)年創建の新薬師寺(奈良県奈良市)を中心に霊場会多元中継でお送りします。新薬師寺は、聖武天皇の病気平癒を祈って光明皇后により創建された歴史的な寺院で、ご本尊の薬師如来坐像(国宝)と、薬師如来をサポートする形でぐるりと取り囲むわが国最大にして最古の十二神将(国宝)がまさに圧巻です。

いわば仏教界最強の医療従事者チームともいえる国宝の薬師如来と十二神将に見守られながら執り行われる新型コロナ収束の祈願をリアルタイムでお伝えすることで、視聴者の皆さまにも画面を通じて僧侶と共に祈りを捧げる「共祈(ともいのり)」ができる機会をご提供します。

■西国四十九薬師霊場会の思い〔会長:新薬師寺 中田定観〕
「新型コロナウィルスが猛威を振るい、多くの方々が罹患し、また不幸にもお亡くなりになる方も増え、世界中が肉体的にも精神的にも、また経済的にもひどく疲弊しています。西国四十九薬師霊場会は、諸病悉除・万民救済の誉、甚々広大なる「薬師瑠璃光如来」(通称:薬師如来、別名:大医王仏)を奉祀する寺院が超宗派で相集うものであり、人々の心と身体を癒すことを主たる願いとしています。今こそ霊場寺院が一丸となって祈るべき時ではありますが、時節柄、霊場会各寺院の僧侶が一堂に会することは叶いません。そこで、インターネットを活用して、霊場寺院と一般の方々が共に祈る場をご提供させていただきます。その祈りは必ずや天に通じるものと固く信じております」 

新薬師寺 薬師如来坐像新薬師寺 薬師如来坐像

■西国四十九薬師霊場会とは
西国四十九薬師霊場会は、薬師如来にご縁をもつ、西国7府県(大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山、三重)49カ寺で構成される霊場会です。
〈公式HP〉 https://yakushi49.jp/
1.薬師寺(奈良)、2.霊山寺(奈良)、3.般若寺(奈良)、4.興福寺(奈良)、5.元興寺(奈良)、6.新薬師寺(奈良)、7.久米寺(奈良)、8.室生寺(奈良)、9.金剛寺(奈良)、10.龍泉院(和歌山)、11.高室院(和歌山)、12.禅林寺(和歌山)、13.弘川寺(大阪)、14.野中寺(大阪)、15.家原寺(大阪)、16.四天王寺(大阪)、17.摂津国国分寺(大阪)、18.久安寺(大阪)、19.昆陽寺(兵庫)、20.東光寺(兵庫)、21.花山院菩提寺(兵庫)、22.鶴林寺(兵庫)、23.斑鳩寺(奈良)、24.神積寺(兵庫)、25.達身寺(兵庫)、26.長安寺(京都)、27.天寧寺(京都)、28.大乗寺(兵庫)、29.温泉寺(兵庫)、30.多禰寺(京都)、31.総持寺(滋賀)、32.西明寺(滋賀)、33.石薬師寺(三重)、34.四天王寺(三重)、35.神宮寺(三重)、36.弥勒寺(三重)、37.浄瑠璃寺(京都)、38.法界寺(京都)、39.醍醐寺(京都)、40.雲龍院(京都)、41.正法寺(京都)、42.勝持寺(京都)、43.神蔵寺(京都)、44.神護寺(京都)、45.三千院(京都)、46.桑實寺(滋賀)、47.善水寺(滋賀)、48.水観寺(滋賀)、49.延暦寺(滋賀)

西国四十九薬師霊場会MAP西国四十九薬師霊場会MAP

■薬師如来(正式名:薬師瑠璃光如来、別名:大医王仏)とは
古くから「お薬師さま」「お薬師さん」と親しみを込め呼ばれてきた薬師如来は、病気を治療するだけでなく、延命をかなえ、精神的な苦痛も取り除くと言われ、奈良時代(7世紀)の頃から信仰を集めてきました。今回中継する新薬師寺をはじめ、左手に薬坪(鉢)を持つ仏像が多く見られます。真言は「オンコロコロセンダリマトウギ ソワカ」。人々の願いを素早く叶えてくれ、病気を治すだけでなく、現世に大きなご利益を授ける、という意味があります。

■十二神将とは
西国四十九薬師霊場会の構成寺院、新薬師寺や興福寺の国宝十二神将像でも有名な仏教の守護神で、薬師如来の世界とそれを信仰する人々を守る大将。1体で7,000人の眷属(けんぞく:部下)を率いているといわれます。薬師如来と十二神将は、仏教界最強の医療従事者チームと言うことができるでしょう。 

■YouTube「寺社Nowチャンネル」(運営:一般社団法人全国寺社観光協会)
「ひとりでも多くの方に寺社へ足を運んでもらうために」を理念として活動している一般社団法人全国寺社観光協会が運営するYouTubeチャンネルです。全国寺社観光協会では、寺社観光まちづくり専門誌『寺社Now』(発行部数30,000部)を発行しており、寺社Nowチャンネルは雑誌『寺社Now』のデジタルトランスフォーメーション(DX)という位置づけで開設されたものです。
〈寺社NowチャンネルURL〉
https://www.youtube.com/channel/UCUTsGSOS2EVpPg2tflda3qA
〈全国寺社観光協会公式HP〉
http://jisya-kk.jp/

※世界が共に祈ることを主たる目的とする今回の特別祈願に際して、「寺社Nowチャンネル」を運営する全国寺社観光協会では、コロナ禍早期収束を共に祈願する「筆祈願!令和の千羽鶴〝絵写経(薬師如来)〟」を特別にご用意しました。ネット上から絵写経用紙を無料でダウンロードすることができます。プリントアウトをして筆と色鉛筆などで浄書した後に弊協会宛にお送りいただければ、代わって納経させていただきますのでご活用ください。
〈筆祈願!絵写経(薬師如来)無料ダウンロードページ〉
https://jisya-kk.jp/info/1626

 
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