オリコ、民泊向け空き家ローンの提供開始 エアビーと業務提携


 オリエントコーポレーションは、民泊向け空き家ローンの提供を始める。すでに提供している無担保の空き家ローンの商品性を拡充し、居住に加えて民泊や賃貸目的に対応。空き家の流通促進を目指す。新しいローンの組成にあたり、3月13日にエアビー日本法人(東京都)、空き家活用(東京都)と業務提携した。

 まずは、3月末にも個人向けに資金使途が自由な「ホームシェアリングローン」を提供し、5月中旬には最大500万円の無担保事業性ローンを首都圏で展開、9月をめどに最大1千万円、全国規模まで拡大する予定。オリコが保証し、地域金融機関が融資する。クラウドローン(東京都)のシステムを活用し、ローン希望者と金融機関を結び付ける。きらぼし銀行とUI銀行が参加を予定し、複数の地域金融機関も検討中だという。【記事提供:ニッキン】

 エアビーや空き家活用の利用者で、空き家を購入して民泊を始めたいというニーズがあれば、オリコのローンを紹介する。空き家だと物件の担保価値が低く、有担保のローンでは対応できないケースが多い。空き家を活用した事業を始めるハードルを下げる狙いがある。

 オリコは2023年10月から空き家の購入やリフォームを目的とした「アキカツローン」を提供しており、25行が参加を表明。6行が約100件の融資を実行している。空き家関連のローン取扱額は30年には1千億円程度が視野に入るという。

 30年には3軒に1軒が空き家となる試算もあり、人口減少が進む地方では空き家が社会問題となっている。また、海外からのインバウンド需要も受け、オリコの笠間仁志常務は「空き家問題に加え、インバウンドの取り込みやオーバーツーリズムの解消にもつなげたい」と話す。

【記事提供:ニッキン

 

 
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