【本だな】沖縄のトリセツ


 昭文社は16日、「沖縄のトリセツ」を発売した。

<表紙><表紙>

 株式会社昭文社ホールディングス(本社:千代田区麹町、代表取締役社長 黒田茂夫、東証コード:9475)とその子会社である株式会社昭文社(本社:千代田区麹町、代表取締役 清水康史、以下昭文社)は、マップエンターテインメント企画本『沖縄のトリセツ 地図で読み解く初耳秘話』を、2021年7月16日より発売することをお知らせいたします。
地元支持率が高い「トリセツシリーズ」の最新刊となる本書は、日本の南西部に位置する県・沖縄県を取り上げ、地形や地質、交通、歴史、文化と産業など、多彩な魅力を地図で読み解きながら、さまざまな特性を探っていきます。

 

)) 本書の概要 ((
シリーズ共通の構成を用いて、「絶景グラビア」+「地図で読み解く沖縄の大地」「沖縄に巡らされた交通網」「沖縄で動いた歴史の瞬間」「沖縄で育まれた産業や文化」の4章立てとなる本書は、40近くの小テーマから、独自の歴史と文化が花開いた沖縄の素顔に迫ります。地元の方々が親しみやすいご当地ネタはもちろん、全国的に有名な沖縄の<あれこれ>も収録している、読み応え充分の一冊です。

<「古地図で読み解く沖縄県」代表誌面1><「古地図で読み解く沖縄県」代表誌面1>

<「古地図で読み解く沖縄県」代表誌面2><「古地図で読み解く沖縄県」代表誌面2>

)) 本書の注目記事 ((
|| 地形編⇒県内唯一の活火山島である硫黄鳥島は硫黄の産地だった!/ヤンバルクイナやノグチゲラなど貴重な自然の宝庫
◆活火山がないと思われがちな沖縄県内にも、活火山が見られる島が一つだけ存在しているのです。それが、県最北端にある硫黄鳥島です。硫黄岳とグスクの二つの火山が合わさり、ほぼひょうたん形をした硫黄鳥島は、1959年の噴火を機にその後無人島になりましたが、かつてはそこで硫黄採掘が行われていました。
◆2021年7月世界自然遺産に登録の「やんばるの森」は、沖縄県最高峰の与那覇岳を中心とする山岳地帯を指しています。南北約23km、東西約12kmという狭い範囲の中に、ヤンバルクイナやノグチゲラなど、世界的にも希少な固有の野生生物が数多く生息しています。その成り立ちは、亜熱帯海洋性気候、赤土の酸性土壌、かつて琉球列島に発生した激しい地殻変動など、さまざまな要因に関連しています。

<「沖縄のトリセツ」地形編代表誌面1><「沖縄のトリセツ」地形編代表誌面1>

<「沖縄のトリセツ」地形編代表誌面2><「沖縄のトリセツ」地形編代表誌面2>

|| 交通網編⇒県民の足として、輸送手段として活躍した沖縄県鉄道とは?/首里城から那覇港まで 16世紀に築かれた琉球石灰岩の道
◆沖縄島にはかつて、沖縄県鉄道と呼ばれる県営の鉄道が存在しました。県民からは「ケービン」という愛称で親しまれた沖縄県鉄道は、大正3(1914)年12月開業から昭和20(1945)年運行停止までの30年間あまり、県民の日常の足として、与那原線(那覇~与那原間)、糸満線(国場~糸満間)、嘉手納線(古波蔵~嘉手納間)の3路線で大活躍していました。
◆那覇市金城地区にはおよそ250mにわたり、琉球王朝時代につくられた石畳の道「真珠道」の一部が現存しています。主要街道の一つだった真珠道は、首里城守礼門東南の石門を起点とし、金城坂、識名坂、真玉橋を経由して那覇港南岸の屋良座森城まで続きました。名のごとく美しい真珠道は、実用面でもたいへん優れたものでした。

<「沖縄のトリセツ」交通網編ページ例1><「沖縄のトリセツ」交通網編ページ例1>

<「沖縄のトリセツ」交通網編ページ例2><「沖縄のトリセツ」交通網編ページ例2>

|| 歴史編⇒沖縄県域から国内最古の人骨が出土!グスク時代に狩猟採集から農耕へ転換/琉球から江戸まで片道2000km!琉球使節の江戸参府の全貌
◆1968年に那覇市山下町の山下町第一洞穴遺跡から発見された国内最古の化石人骨「山下洞人」は、約3万2000年前のものとされています。人々はその時から現在の沖縄県域で生活を営み始め、そして後期旧石器時代、貝塚時代と続き、やがてグスク時代へ。沖縄では本土より遅れて農耕社会が成立し、他に類をみない琉球社会を築いていきました。
◆徳川幕府への服属儀礼として、江戸に琉球の使節団を派遣する「江戸上り」が存在しました。合計18回も行われて、往復におよそ1年がかりの長旅では、異国風の衣装を着用した琉球使節団が行進しながら路次楽を演奏し、行く先々で歓迎されました。こうした交流によって琉球には和歌や茶道といった日本文化がもたらされ、琉球独自の大衆文化を形成する一助になりました。

<「沖縄のトリセツ」歴史編ページ例1><「沖縄のトリセツ」歴史編ページ例1>

<「沖縄のトリセツ」歴史編ページ例2><「沖縄のトリセツ」歴史編ページ例2>

|| 産業・文化編⇒元々は宮廷料理だった?沖縄の郷土料理・沖縄そば/薩摩の朝鮮人陶工に始まった?沖縄のやちむんの魅力とは
◆100%小麦粉でつくられた麵と、豚とカツオダシの効いたスープに、三枚肉やソーキと青ネギ、かまぼこ、紅しょうがのトピックスが基本スタイルの沖縄そば。現在のような庶民の味になったのは、実は明治になってからのことです。沖縄そばの発祥については確定的な説がなく、今も謎に包まれています。
◆厚みがあり、独特な風合いが味わい深い沖縄のやきもの「やちむん」。その原点は、1616年琉球王府が薩摩から招いた朝鮮人陶工、一六、一官、三官が湧田窯で朝鮮式技法を教えたところまでさかのぼります。そして400年の歴史のなかで受け継がれてきた、素朴でぬくもりのあるやちむんの美は今も、壺屋と読谷村、二つの「やちむんの聖地」にて、多くの人々を魅了していいます。

<「沖縄のトリセツ」産業・文化編ページ例1><「沖縄のトリセツ」産業・文化編ページ例1>

<「沖縄のトリセツ」産業・文化編ページ例2><「沖縄のトリセツ」産業・文化編ページ例2>

)) 主な特集 ((
|| 絶景「空撮」グラビア 空から見た沖縄県
沖縄県の全41市町村マップ|沖縄県の交通マップ|沖縄県の島マップ|沖縄県3D鳥瞰図
|| Part.1:地図で読み解く沖縄の大地
|| Part.2:陸海空、沖縄に巡らされた交通網
|| Part.3:沖縄で動いた歴史の瞬間
|| Part.4:沖縄で育まれた産業や文化
|| Column:データでわかる全41市町村vol.1 人口|データでわかる全41市町村vol.2 所得|データでわかる全41市町村vol.3 農業・漁業
|| 沖縄の世界文化遺産|琉球王国のグスク及び関連遺産群|古地図で読み解く沖縄県|沖縄の島々 有人離島37

<目次><目次>

)) 商品概要 ((
商品名  : 『沖縄のトリセツ』
体裁・頁数: B5変型判、本体112頁
発売日  : 2021年7月16日
全国の主要書店で販売
定価   : 1,980円(本体1,800円+税10%)
出版社  : 株式会社 昭文社


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