【ホテレス特集】水と電力、CO2の削減実績をアピール ショウエイ(ブース番号5-E03 )


今回の出展イメージ

 温浴用循環型ろ過装置専門メーカーのショウエイは、今回のホテレス・ショーで、主力のろ過装置「SPFシリーズ」に加え、温泉の温度を常時適温に制御するシステム「湯守のお手伝い」、浴槽水を加熱する昇温ユニット「子熱」などを出展する。併せて、同社ではSDGsへの取り組みを積極的に展開しているが、ろ過装置導入による水と電力、CO2の削減実績をパネル展示によりアピールする。

 SPFシリーズは、耐蝕性、対候性、保温性に優れたFRP(繊維強化プラスチック)製のため、腐食性の高い温泉や海水などにも対応。タンクは10年保証のため安心して使用できる。さらに、省エネシステムの「SBEM」の採用で、ろ過循環ポンプの効率的な回転数制御を行う。これにより電力消費の削減に寄与するほか、電波式入浴者感知器により入浴者の有無を感知。必要時のみかけ流し運転を行うため無駄な排水と排熱を抑え、ランニングコストを大幅に削減できる。

 同社では2006年10月から22年9月までの16年間の納入実績からその削減量を算出。CO2は334.4万トンを削減した。この値はCO2を吸収するユーカリ森林面積比で東京都に換算すると55.4%の面積にあたる。水量は67億5485万トンを削減。これは琵琶湖の24.5%の面積に匹敵する。

 一方の湯守のお手伝いは、難しいとされる高温の温泉をほぼ適温の42度程度にまで自動で下げるシステム。内風呂、露天風呂に浴槽内温度センサーを、脱衣室などには制御サーバーを設置し、温泉温度を適温に制御する。

 温泉温度の情報は、同社のクラウドサーバー監視システムからインターネット経由で送信されるので、パソコンやスマートフォンなどから確認できる。温泉の温度が高くなったなどの異常が感知された場合は警報で告知する。

 子熱は、客室に設置されている内湯、露天風呂などの小型浴槽用に開発。耐蝕樹脂製の小型熱交換器の採用で温泉にも対応。湯量500~1500リットルの浴槽に使用可能。製品特徴は、構成部品が少なく軽量でコンパクトながら確かな保温性能を実現。オプションで集毛網付き吸込口を採用すれば、ヘアキャッチャーの設置は不要。また、リモコンによる遠隔操作に対応し、フロントなどから遠隔による監視も可能としている。


今回の出展イメージ

ショウエイはろ過装置をフルサポート


関連キーワード
 
新聞ご購読のお申し込み

注目のコンテンツ

第37回「にっぽんの温泉100選」発表!(2023年12月18日号発表)

  • 1位草津、2位下呂、3位道後

2023年度「5つ星の宿」発表!(2023年12月18日号発表)

  • 最新の「人気温泉旅館ホテル250選」「5つ星の宿」「5つ星の宿プラチナ」は?

第37回にっぽんの温泉100選「投票理由別ランキング ベスト100」(2024年1月1日号発表)

  • 「雰囲気」「見所・レジャー&体験」「泉質」「郷土料理・ご当地グルメ」の各カテゴリ別ランキング・ベスト100を発表!

2023 年度人気温泉旅館ホテル250選「投票理由別ランキング ベスト100」(2024年1月22日号発表)

  • 「料理」「接客」「温泉・浴場」「施設」「雰囲気」のベスト100軒