【データ】JAL・ANAクレジットカードの利用者の意識調査


 まねーぶは10日、JAL・ANAクレジットカードの利用者の意識調査の結果を発表した。

株式会社GV(本社:東京都港区、代表取締役社長:肥田木和弘)が運営する、クレジットカード等のお金に関する情報メディア「まねーぶ」は、国内大手航空会社の全日空(以下、ANA)および日本航空(以下、JAL)のクレジットカード保有者92人に意識調査を実施しました。

■調査背景
国内外問わず、旅行の際にはクレジットカードは欠かせません。飛行機に頻繁に乗る人が、コツコツと貯めたマイルでお得に旅行に行く声もよく耳にします。しかし実際マイルを貯めるとなると、ANAとJALどちらのクレジットカードが良いのか迷っている人も多くいるのではないでしょうか。
まねーぶの調査ページ「まねーぶ調べ」では、航空系(ANA・JAL)クレジットカード保有者100人に意識調査を行い、人気のクレジットカードや、使ってみてよかった点、各社ごとのユーザーのマイル数や、利用しているカードのメリットとデメリットといったユーザーの声を明らかにし、まねーぶディレクターの最上天晴が総評しました。

■調査回答者の属性 ※全国航空系(ANA・JAL)クレジットカード保有者92人対象
性別     :男性28.3%/女性69.6%/未回答2.2%
年代     :20代17.4%/30代35.9%/40代32.6%/50代10.9%/60代3.3%
婚姻・子供  :未婚・子なし39.1%/既婚・子なし16.3%/既婚・子あり44.6%
職業     :正社員53.3%/契約社員・嘱託社員4.3%/パート・アルバイト9.8%/
フリーランス・業務委託1.1%/自営業・自由業2.2%/専業主婦(主夫)21.7%/
学生3.3%/無職4.3%
年収     :100万円未満23.9%/100万円以上~150万円未満10.9%/
150万円以上~300万円未満12.0%/300万円以上~500万円未満27.2%/
500万円以上~700万円未満8.7%/700万円以上~1,000万円未満9.8%/
1,000万円以上7.6

■調査サマリー
1.全国航空系クレジットカードの保有者92人のうち、「ANA派」は54人、「JAL派」は38人
2.年間で貯めているマイルは、ANA派、JAL派どちらも8割以上の人が「30,000マイル以下」
3.利用しているクレジットカードの良かった点は、ANA派は「ポイントの使い方が多様(マイルに交換、
景品と交換)」、JAL派は「買い物で直接マイルが貯まる」
4.ANAは「マイルポイント加盟店が多い」、JALは「マイル獲得2倍特約店が多い」のメリット
一方デメリットはどちらも「年会費が高い」

本調査集計結果は以下から閲覧できます。
URL:https://www.money-book.jp/47662


調査1:航空系クレジットカードの保有状況
●全国航空系クレジットカードの保有者92人のうち、「ANA派」は54人、「JAL派」は38人

全国航空系クレジットカード保有者92人にクレジットカード利用調査をしたところ、「ANA」と「JAL」どちらのクレジットカードを保有しているかについては、「ANA派」が54人と「JAL派」の38人を少し上回りました。
メインで利用しているクレジットカードの種類については、「ANA派」は「一般カード」が28人、「JAL派」は「普通カード」が27人でという結果となりました。

また、マイルの貯め方については、7割以上が「お買い物メインでマイルを貯めている」と回答しました。日常的な買い物でコツコツマイルを貯めて、旅行に行くことを目標としている人が多いことがうかがえます。

調査2:航空系クレジットカードの保有状況
●年間で貯めているマイルは、ANA派、JAL派どちらも8割以上の人が「30,000マイル以下」

年間どれだけマイルが貯まっているかについて、ANA派は、「5,000マイル以下」が31.5%と1番多く、次いで「5,000~10,000マイル」が27.8%、「10,000~30,000マイル」が22.2%と続きました。一方JAL派は、「5,000~10,000マイル」が28.9%と一番多く、「5,000マイル以下」、「10,000~30,000マイル」がそれぞれ26.3%と続きました。どちらも8割以上の人が30,000マイル以下で、大差ない結果となりました。

調査3:航空系クレジットカードの良かった点
●利用しているクレジットカードの良かった点は、ANA派は「ポイントの使い方が多様(マイルに交換、
景品と交換)」、 JAL派は「買い物で直接マイルが貯まる」

利用しているクレジットカードを使ってみてよかった点について、ANA派は、1位が「ポイントの使い方が多様(マイルに変換、景品と交換)」20人、2位が「ボーナスマイルがもらえる」19人、3位が「航空券への交換がお得」17人という結果でした。JAL派は、1位が「買い物で直接マイルが貯まる」19人、2位が「マイルをポイントに変えて使える」、「航空券への交換がお得」13人、3位が「マイルの還元率が良い」10人という結果でした。

調査4:航空系クレジットカードのメリット、デメリット
●ANAは「マイルポイント加盟店が多い」、JALは「マイル獲得2倍特約店が多い」のメリット
一方デメリットはどちらも「年会費が高い」

ANAとJALのクレジットカードのメリット、デメリットはどういったところなのでしょう。ANA派、JAL派それぞれのユーザーの声を分けてご紹介します。

<ANA派メリット>
ファミリーマイルを合算できるので、無駄になるマイルが減る。ゴールドデスクが設けられていて問い合わせの電話など待ち時間が少ないためストレス無く繋がるし、対応も非常にいい。カードの特典を使ってANAの見学やファーストクラスの食事体験会に参加できた。毎年の継続マイルが貰えることもありがたい。(60代/女性/ワイドゴールドカード)

陸マイラーと言われる人たちのブログを見て、飛行機に乗らず買い物などでマイルを貯めており、還元率がよくなるので、ポイントサイトを利用しています。JALよりANAの方がポイント加盟店が多い気がします。貯まったマイルは、Tポイントや、楽天ポイントに変換できるので、ネットショッピングやコンビニでの支払いに利用できて便利です。マイルであと少しだけマイルが足りない時に、楽天ポイントからマイルに交換できるのは大変助かるしありがたいと思いました。(20代/女性/一般カード)

<ANA派デメリット>
JALは交通系カードと連携しているので、ANAも提携してほしい。自分の居住地沿線の鉄道と連携しているのはJALのみであるため、ANAも提携してもらえるとカードの2枚持ちが不要となり便利になると思う。(40代/男性/ゴールドカード)

年会費がかかるので、利用金額によって無料になるシステムがあると良いです。また、複数回ポイントに変換すると、還元率が低くなり不満です。以前は、マイルを貯めるのがメインだったが、他のポイントなども並行して貯めるようになりました。(50代/男性/一般カード)

<JAL派メリット>
ANAカードに比べて、街中のお買い物の際にJALカード支払いで、獲得マイルが2倍になる特約店がとても多い。WAON、dポイント、Suicaとの連携もしているので日常生活でポイントが貯めやすく、すぐ還元できる。WAONは、10,000マイルが11,000円分に交換できるので、お得感があります。(30代/女性/普通カード)

JALは、ANAより交換できるポイントの種類が多いと思います。JALのサイトを通してネットショッピングサイトへ行くと、ボーナスマイルが貰える。とくに、アマゾンギフト券に交換できるのがANAカードにはない大きな強み。マイルではなく共通ポイント「Ponta」を貯めるコースも選択できるので、頻繁に航空機を利用しない人もマイルをムダなく活用できる。(20代/女性/CLUB-Aカード)

<JAL派デメリット>
他のカード会社では年会費が無料のカードも多い中、普通カードでも2200円かかるのは不満です。搭乗しない場合でも年会費がかかるので、もう少し安くしてほしいと思う。普通カードに関しては、無料とは言わないまでも1000円くらいには値下げをしてほしい。(40代/男性/普通カード)

特典交換に必要なマイル数が高すぎて、交換する前に有効期限が来てしまったりすることがある。もう少し手の届くマイル数から交換できるようにして欲しい。コロナで飛行機に乗る回数も減ってしまうので、JALショップの配送代を期間限定無料などのキャンペーンがあると嬉しいです。(50代/女性/普通カード)

▼まねーぶディレクター最上天晴の総評
日常のクレジットカード使いでマイルを貯めるというのが、JAL派、ANA派ともに共通して主流ですね。
固定費などを含めて支払いの大部分をクレジットカード払いにすることで、マイルを効率よく貯めることができます。

JAL、ANAともにマイルに有効期限がありますので、マイルの交換先をチェックすることも重要です。
マイルを使わないうちに消滅してしまうことがないよう、自分がよく使う店やサービスで利用できるポイントや商品券に交換できるかをチェックするようにしましょう。


■調査概要
調査方法   :インターネット調査
調査期間   :2020年9月30日~2020年10月6日
調査結果発表日:2020年11月10日
調査対象   :航空系(ANA・JAL)クレジットカード保有者92人

 


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