映画やドラマの撮影に協力し、地域活性化に結び付けた自治体などを表彰する「ロケーションジャパン大賞」の授賞式がこのほど、東京・永田町の都市センターホテルで開かれ、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」と岐阜県がグランプリを受賞した。
主催は映画やドラマの舞台、ロケ地情報などを発信する雑誌「ロケーションジャパン」編集部(地域活性プランニング社)。
2017年12月1日~18年2月2日に公開、放送された作品のうち、ご当地感や話題性のある34作品を編集部が選出。約8千人の一般アンケートによる支持率や、撮影サポート度など四つの基準で各賞を選んだ。
グランプリ作品は18年4~9月に放送され、恵那市などがロケ地となった。「半分、青い。」と岐阜県は、五平餅の食べ歩きマップの作成や関連イベントの開催など地元全体でドラマを盛り上げ、多くの観光客を集めた。
授賞式では古田肇知事とテレビの制作統括を務めた勝田夏子さんが表彰状とトロフィーを受け取った。
その他の賞は次の通り。
準グランプリ=映画「万引き家族」×千葉県いすみ市▽優秀賞・地域の変化部門=大河ドラマ「西郷どん」×鹿児島県、支持率部門=映画「坂道のアポロン」×長崎県佐世保市、撮影サポート部門=映画「8年越しの花嫁 奇跡の実話」×岡山県、行楽度部門=ドラマ「チア☆ダン」×福井県▽審査員特別賞=映画「きらきら眼鏡」×千葉県船橋市、映画「恋のしずく」×広島県東広島市▽監督賞=映画「カメラを止めるな!」監督上田慎一郎
また同日は、ロケ地に選ばれた後、そのロケ地を活用して効果的に活性化につなげている地域と組織を表彰する「ロケツーリズムアワード」の授賞式が行われた。岩手県久慈市が「地域大賞」、リストランテ ベニーレベニーレが「企業大賞」を受賞した。