JTBアメリカスは7月31日、ホテル向けSaaSプラットフォームの提案を開始したと発表した。
そういった背景がある中、この戦略的パートナーシップでは、まず米国ハワイ州のホテル事業者を中心にソリューションの提案を進めております。米国ハワイ州においては、日本人旅行者は、全来島者数の約15%を占めており、JTBが長年培ってきたハワイの各ホテルとの信頼関係をベースに、Intelityの知見を盛り込んだ新しいソリューションの提供を行うことで、ハワイのホスピタリティ産業全体の持続的成長に貢献することを目指します。
具体的な最初の提案先としては、オアフ島のSheraton Waikiki Hotelにおいて、JTBの海外旅行商品ルックJTBで提供している専用フロアにて、お部屋に備え付けのタブレット端末(Intelity提供)や、お客様ご自身のスマートフォンから、日本語でホテル内の各種サービスやホテル周辺の様々なサービスコンテンツのお申込みができるようなプラットフォームを提供します。これにより、お客様はホテル係員に接触することなく、なおかつ日本語で、ホテルのレストランやスパの予約、ホテル内のお土産ギフトの購入、ホテルが手配するアトラクションやツアーの予約も可能となります。さらに、今後はこれらのサービスのうちの一部をホテルご到着前にリクエストできるよう開発を進めます。
JTBは、2018年よりシリコンバレーに新規事業開発のためのR&D拠点を設け、様々なスタートアップ企業との協業による新しい価値の創造に取り組んでいます。このJTBアメリカスとIntelityの戦略的パートナーシップにおいては、ハワイだけでなく日本を含むアジア・パシフィック地域のホスピタリティ事業者へのプラットフォームご提案も視野に入れ、今のコロナ渦だからこそ、ホスピタリティ事業者が非接触を担保しながらゲストの体験価値向上を実現するためのソリューションを大切なビジネスパートナーである事業者様へ提供してまいります。
<Intelityについて>
Intelityは2008年ロサンゼルス創業のグローバルベースで最も先進的なホスピタリティテクノロジープラットフォームを提供する会社の一つで、ホテル、カジノ、クルーズ、高級レジデンスなどへサービス提供を行っている。同社はAPIで連携した150以上の機能を一元化したデータプラットフォームからソリューションを提供しており、全世界で15万室以上の採用実績がある。このプラットフォームは2017年から2019年の間、Forbes Travel Guideにおいて「オフィシャルモバイル&客室内テクノロジープロバイダ―」として選出されている。具体的な導入先例としては、米国を中心に、マリオット、フェアモント、フォーシーズンズ、ハードロックなどの有名ホテルチェーンやブティックホテル、IRリゾートなど。
Intelityウェブサイト: https://intelity.com/