日本秘湯を守る会(佐藤好億名誉会長、星雅彦会長)は12月20日、第43回定時社員総会を静岡県・熱海温泉の大観荘で開催した。2017年4月から始まった無料招待客の土日祝など特定日の受け入れや10月10日に連携を始めたJTBが運営する宿泊予約サイト「るるぶトラベル」との連携の報告などが行われた。総会には177人の社員から90人が出席した。
冒頭、星会長は「スタンプ事業での無料招待客の特定日の受け入れやるるぶとの連携を始めるなど、次の時代に生き残る方策を進めている。旅館が4万軒を切る中、170軒の仲間を守っていかなければならない。40~50年続くブランドの元に、繁栄していきたい」とあいさつ。佐藤名誉会長は「3年6カ月をかけてるるぶとの将来構想を考え、10月から連携をスタートした。インバウンドも含めた旅行環境の中で、この会がまとまって、温泉、湯治場が次の時代を乗り切れるのかを問われている。国や自治体ができないなら、自分たちの頭と足でやらなければならない」と述べた。
総会には来賓として、朝日旅行の鶴田隆志社長が出席。「強みであるテーマ旅行に力を入れ、お客さまや会の皆さまに喜ばれるようにしたい」と方向性を示した。
18年は、秘湯公式ウェブとるるぶトラベルサイトが連携したウェブ販売の強化、造販や秘湯ウェブのスマートフォン対応を進める。
星会長
佐藤名誉会長