JTBは29日、天童市商工観光課や天童市酒蔵ツーリズム推進協議会、DMC天童温泉などの協力を得て、天童市でAI乗り合いタクシーの実証実験を開始する。人工知能(AI)が乗り合いタクシー車両の需要に即した最適な配車を行う。観光での移動に便利な二次交通の整備を進め、域内周遊の促進を目指す。
AI乗り合いタクシーは、スマートデバイス(IoT)とクラウドプラットホームをベースとしたアプリケーションが通信し、AIがリアルタイムに全車両の走行ルートを決定。需要に即した乗り合い車両の最適な配車決定を完全自動で行う。
実証実験では「酒と食を楽しむスローな『酒味楽たび』」をテーマに、「天童AI乗り合いタクシー1日乗車券」の1商品とこれにりんご狩り体験やパフェを付けた2商品の計3種類をJTBグループのスマートフォンアプリ「Japan Travel Guide +CONNECT」上で販売する。アプリダウンロード特典の日帰り温泉入浴券と併せて利用することにより、観光体験を楽しめる。
実証実験の期間は11月7日まで。天童AI乗り合いタクシー1日乗車券の料金は大人(中学生以上)500円、小人(小学生以下)250円。