
特急の迂回運転削減など期待 「空振り」発生率が4割改善
JR西日本と大阪ガス(大阪市中央区)は15日、共同で開発し湖西線沿線で試験を行っている「強風予測システム」について、今年2月から本格導入すると発表した。試験結果が良好だったことを受けたもので、在来線特急「サンダーバード」の不必要な迂回(うかい)運転の削減、それに伴う北陸新幹線の安定性向上などが期待される。
JR西日本では、長時間の強風が見込まれる場合に、急な運転見合わせや駅間停車を防止するため、事前に運転を見合わせることを決めている。特に湖西線は「比良おろし」と呼ばれる特有の強風が吹くエリアで、気象予測に基づき「サンダーバード」を琵琶湖線(東海道線・北陸線)経由で運転し、普通列車を運休している。【記事提供:交通新聞】
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