日本航空(JAL)はこのほど、日本の航空会社で初となる客室内の抗ウイルス、抗菌コーティングを始めた。空港内での消毒作業も拡大し、清潔な環境で客を迎える。完了は7月ごろを予定。
同社は、これまで夜間に航空機の客室の消毒作業を実施してきたが、さらなる衛生、清潔性向上を目的に、客室内に長期間持続する抗ウイルス、抗菌コーティングを実施する。空港ではカウンターやチェックイン機器への抗ウイルス、抗菌コーティングを行っていたが、客が使用する保安検査場のトレイや車いす、ベビーカーなど備品や日本国内の全ラウンジへも拡大する。
客室内でのコーティングは、触媒の作用によりウイルスを不活性化する効果が長期間持続するもので、化粧室、座席や肘掛け、収納棚、壁面など手を触れる箇所を中心に実施する。
機内での抗菌コーティングの様子