JAL、再生可能燃料製造会社の米国レイヴェンとSAFの調達に関する覚書を締結


 JALは17日、再生可能燃料製造会社の米国レイヴェンとSAFの調達に関する覚書を締結したと発表した。2025年から米国西海岸発の定期便に搭載する。

JALグループは、2050年のCO2排出量実質ゼロに向けて、省燃費機材への更新、運航の工夫、SAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な代替航空燃料)の活用を掲げておりますが、その一環として、都市ごみなどの廃棄物から再生可能燃料の製造を目指すRaven SR Inc.(本社:米国ワイオミング州、以下「レイヴェン」)(*)、ならびにレイヴェンの出資社である伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、以下「伊藤忠商事」)と、SAFの調達に関する覚書を締結し、2025年から米国カリフォルニア州においてSAFを調達する予定です。

 今回のレイヴェンおよび伊藤忠商事との基本合意は、JALが「2021-2025年度JALグループ中期経営計画のローリングプラン」で掲げるSAFの利用目標(2025年度に全燃料搭載量の1%、2030年度に10%)の達成につながるものです。JALは、米国西海岸において、「2024年度にAemetis社から獣脂を原料としたSAF」を、「2026年度にGevo社から非食用トウモロコシを原料としたSAF」を、ワンワールド アライアンスメンバーと共同調達する予定ですが、SAFの供給量が不足している現状においては、さまざまな原料から製造されたSAFの必要性を示すことでSAFの普及・市場拡大に貢献し、航空のカーボンニュートラルを促進します。
今後も、海外におけるSAFの調達を加速させるとともに、国内においては「ACT FOR SKYの活動」を通じて業界の垣根を超えたオールジャパン体制で国産SAFの商用化および普及・拡大に取り組んでまいります。

以上

(*) Raven SR Inc.(レイヴェン)社:
2018年に米国ワイオミング州に設立。都市ごみなどの廃棄物から高品質でクリーンな水素や再生可能燃料を製造し、温室効果ガス・汚染・気候変動の原因となる膨大な量の廃棄物を削減することをミッションとする。2024年初めには米国カリフォルニア州にて廃棄物からモビリティ向けの再生可能水素の製造を開始し、その後2025年よりSAFや再生可能ディーゼルの製造に拡大する予定で、2034年には欧米で年間20万トン規模のSAFを製造する計画。
URL : https://ravensr.com/

 

 
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