高知県はこのほど、2012年度に観光キャンペーン「龍馬(RYOMA)の休日」を実施し、さまざまなイベントを開催すると発表した。歴史やアウトドア、花、食などに関する観光資源を生かして、高知で過ごす休日メニューなどを提案していく。
キャンペーンのタイトルは、タレントの大橋巨泉氏が2011年4月に高知を訪れた際、その豊富な山海の幸を食して感動し、「RYOMA(龍馬)からYを取ったら、ROMA(ローマ)。昔ローマの休日、今リョーマの休日」とする提案があったことを受けて採用したもの。
「RYOMA」のそれぞれの文字には、「R」がロマンの休日、「Y」がやすらぎの休日、「O」がおいしい休日、「M」がまなび(学び)の休日、「A」がアクティブな休日というコンセプトを持たせている。
ロマンの休日では、4月下旬に桂浜公園内にある坂本龍馬像の横に特設展望台を設置するイベント「龍馬に大接近」をはじめ、脱藩ウォークやパワースポットめぐりなどを提案する。やすらぎの休日では、花のイベントや癒しをテーマにしたセラピー関連のプログラムなどを行う。
また、おいしい休日は、食をテーマに市場見学やカツオのタタキづくり体験などを紹介する。まなび(学び)の休日では、室戸ジオパークやまち歩き。アクティブな休日では、仁淀川のカヌーやラフティング、四万十川のカヌー、日本三大鍾乳洞の龍河洞冒険コースなどのアウトドアを提案していく。