KNTと東日本旅客鉄道は3月27日、韓国発の訪日個人客向け旅行商品の共同開発、販売を始めることを決めた。韓国人訪日客で高まる、高級温泉旅館や新幹線などへのニーズに対応するため、両社のノウハウとキャリアを生かした商品造成を行い、個人旅行需要の喚起を図る。
造成する商品は、日本国内の宿泊とJR東日本管内の新幹線や特急などの鉄道をセットにした個人旅行商品。商品造成はKNTが行う。
KNTは昨年11月に韓国ソウル市の総合旅行会社HANA TOUR SERVICE.INC(ハナツアー)と業務提携を結んでいるが、今回造成した商品は、ハナ社が販売する。ハナ社の日本法人がKNTと共に旅行者へのサポートを行う。
韓国からの訪日旅行は個人旅行化が進んでおり、「高級温泉旅館や新幹線を利用することで、付加価値の高い旅行商品とし、韓国人訪日客のニーズに応えたい」(同社)。
同商品の販売は6月からの予定。販売見込みは08年度1千人。