金蔵山古墳
政府の文化審議会は6月19日に開催された文化財分科会の審議・議決を経て、史跡名勝天然記念物の新指定4件、追加指定など23件、登録記念物の新登録4件について、松本洋平文部科学相に答申した。答申通り告示されれば、史跡名勝天然記念物は3401件、登録記念物は153件になる。
史跡名勝天然記念物に新指定されたもののうち、史跡は岡山県岡山市の「金蔵山古墳」と鹿児島県出水市の「出水城跡」。名勝は愛媛県東温市の「白猪の滝」、天然記念物は福島県白河市の「金山のビャッコイ自生地」だった。
このうち金蔵山古墳は岡山平野の中央部、操山丘陵に立地する、古墳時代前期末から中期初頭に築造された墳長約158mの前方後円墳。当該期の中国・四国・九州地方における最大規模の古墳で、吉備の地域首長の実態とその動向、ヤマト政権の政治的動向を考えるうえで重要とされている。

金蔵山古墳
出水城跡は薩州島津家が居城とした、戦国時代から江戸時代初期にかけて機能した大規模な群郭式の山城。16世紀末以降は島津氏本家が領有する国境の城として機能しており、島津氏の防衛政策の在り方及び南九州の政治状況の変化を知るうえで重要な城だという。

出水城跡
登録記念物の新登録は4件とも名勝地関係で、御箱崎の千畳敷(岩手県釜石市)、榎本氏庭園(千葉県我孫子市)、旧浅田氏庭園(武家屋敷跡野村家)(石川県金沢市)、岡山大学構内(旧歩兵隊将校集会所)庭園(岡山県岡山市)。
なお、追加指定等については以下の通り。
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