鞆スコレグループ(広島県福山市)は、広島県尾道市に料亭小宿「おのみち帆聲―Hansei―」を27日に開業する。和モダンクラシックをコンセプトに、宿泊客が尾道の和と歴史を感じられる宿泊空間を創出する。
同館は、前身の「胡半(えはん)」から250年にわたって営業し、昨年閉店した料亭、藤半を全面改装した施設で、客室数は11室。いずれもベッドルームタイプで、「プレミアルーム」「和モダンルーム」「ガーデンツイン」「デザイナーズダブル」「デザイナーズトリプル」の5タイプの客室を用意する。夕食には地元で取れるオコゼ、布刈瀬戸のタイやメバルなどの海の幸、桃やシャインマスカットなどの果実をはじめ、地元、尾道ならではの食材を利用した本格和懐石コースを設定している。チェックイン時には和スイーツ「はっさく大福」で宿泊客をもてなし、館内のダイニング&ラウンジ濤―Tou―では、尾道港開港850年を記念してつくられた特製ブレンドコーヒーや、明治11年創業の尾道の老舗「今川玉香園茶舗」のほうじ茶を提供する。「館内でくつろいでいただきながら、尾道ならではの歴史や文化を感じてもらえるような思い出深い滞在を演出する」と同館。
先月24日から予約受け付けを開始。詳細は、「https://www.onomichi-hansei.com/」に掲載。
外観
和モダンルーム