スポーツツーリズムの推進に力を入れている長崎県は11月19日、フルマラソン大会を開く。現在、日本陸連に公認コースを申請中。県内にはフルマラソン大会が1つもなく「この大会をきっかけに、交流人口の拡大と県民のスポーツ振興を図りたい」(県東京事務所)としている。
「長崎国際マラソン」は佐世保市のハウステンボス(HTB)をスタート・ゴールに開催する「日本初のテーマパーク発着マラソン」と言う。フルマラソンと10キロマラソンの2種目を行う。
フルマラソンは定員4千人で制限時間6時間半。10キロマラソンは1千人、1時間20分。参加資格は16歳以上の男女で、視覚障害者の部なども設ける。また、10キロマラソンでは仮装やファッションランナーも募集し、大会を盛り上げる。
参加費(傷害保険料、HTB入場料など込み)はフルマラソン8千円、10キロマラソン5千円。完走者には佐世保特産の三川内焼きのメダルを贈呈する。
フルマラソンは西海市まで通じる自動車専用道「西海パールライン」を往復するコース設定で、「新西海橋などからの絶景も楽しめる」(同)とアピール。また、「古くから海外との交流が盛んだった歴史的背景を踏まえて、海外からの参加も呼びかけていく」としている。
前日泊の参加者には特典を付ける。例えば、HTBオフィシャルホテルのウォーターマークホテル長崎の場合、18、19日と連泊すると、2泊合計金額より1室あたり1万1千円値引きする。