
基調講演するJR東日本企画の高橋常務
来年春の北陸新幹線敦賀延伸を「第2の開業」と位置づける金沢市は8月23日、東京・丸の内の東京ステーションホテルで、首都圏の旅行会社やメディアを対象に「観光セミナー」を開いた。市の事業者が参加する商談会としては過去最高という28社が出席、魅力をアピールした。
冒頭あいさつした山田啓之副市長は「金沢は東京や京都と違う武家文化、食文化、工芸・クラフトといった本物を体感できる国内でも数少ないまち。第2の開業を機に、金沢だけでなく、北陸全体を盛り上げたい」と述べた。
JR東日本企画常務取締役社長補佐CDOソーシャルビジネス・地域創生本部長の高橋敦司氏が基調講演を行った。
高橋氏は、第2の開業はブランディングの大チャンスと指摘し、「そのアドバンテージを生かせるかどうかは地域次第で、観光地としてのレベルアップを常に目指すことが大事だ」と強調した。
その上で、「ナニカ×ドコカのバリエーションが多いほど金沢は力を増す」として関係者の奮起を求めた。
基調講演するJR東日本企画の高橋常務