日本旅行業協会(JATA)は11月16日、破産した旅行会社「てるみくらぶ」に関する弁済の認証結果を公表した。被害にあった旅行者の債権総額は34億2059万円で、弁済限度額1億2千万円を按分配当し、旅行代金の3・5%を還付する。還付率3・5%は「平成18年に新しい弁済制度になって以降、過去最低」(JATA広報室)。
てるみくらぶで予約を申し込んだ旅行者から1万643件、34億2059万円の認証の申し出があった。10月31日に開いた弁済業務委員会でこの全額が認証の対象となる債権と認められた。
JATAによると、弁済制度では平均して債権の8割以上戻っている。