近畿経済産業局は13日、全国各地で取り組みが広がっている「地域一体型オープンファクトリー(OF)」の全国39の事例を紹介する資料「OPEN FACTORY REPORT 1.0」を公開した。全国の地域一体型OFの事例を一覧できる資料は初めて。近畿経産局では全国の取り組みを紹介することで地域間での交流と知見の共有によるさらなるオープンイノベーションだけでなく、旅行商品への活用も期待する。
従来からものづくりに関わる中小企業や工芸産地などでは、工房や工場などが独自に生産現場の見学受け入れなどを行ってきた。このうち、企業単独ではなく、地域内の企業などが集まって、イベントや常設施設などの形で地域を一体的に見せていく取り組みが「地域一体型OF」。現在、人材の創出やイノベーション、地域活性化につながる取り組みとして注目されている。
近畿経産局では2019年度からOFに関するフォーラムを開催。20年度以降も管轄エリアのOF紹介資料を制作するなど、OFの取り組みを積極的に支援してきた。
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