近畿日本ツーリスト九州は16日、実証実験ツアー「海も山も糸島の自然を大満喫!パーソナルモビリティ周遊ツアー」を開始した。
また、環境省の公募事業「令和2年度 国立・国定公園への誘客の推進と収束までの間の地域の雇用の維持・確保事業費等補助金及び国立・国定公園、温泉地でのワーケーションの推進事業費等補助金」に採択されました。
*1.ワーケーション:「仕事(ワーク)」と「休暇(バケーション)」を組み合わせた造語で、リゾート地や帰省先などで休暇をかねてリモートワークをすること。
*2.パーソナルモビリティ:1~2人乗りの小型電気自動車などで、一般車より小さく小回りが利き都市部や観光地の単距離移動に適している。
*3.よかまちみらいプロジェクト:九州北部における移動サービスを通じて未来へ繋がるまちづくり(=よかまち)をめざし、交通運輸事業14社が賛同企業28社とともに10月5日に発足させたプロジェクト
この実証実験ツアーは、福岡市西部のJR今宿駅を起点に、トヨタのパーソナルモビリティ「TOYOTA i-ROAD」およびトヨタ車体製「COMS」を貸し出し、周辺エリア(玄海国定公園、糸島半島地区)の移動などに役立てていただく試みです。
KNT九州をはじめ、近畿日本ツーリスト各社では、「ワーケーション」を積極的に展開しており、同地区でスマートデザインアソシエーションが運営するシェアオフィス「SALT」(JR今宿駅至近)を利用したワーケーションプランを企画・販売しております。https://www.knt.co.jp/tabinaka/sp/area/kyushu/200928/
そこで、「SALT」を利用してテレワークを行う方に、このパーソナルモビリティをお使いいただき、例えば、地域の魅力的なスポット(カフェやショップ、地域が運営するコミュニティスペース等)を訪問したり、地元の方と触れ合ったりしながら、玄海国定公園を巡る中で、観光ガイド等には記載されていない地域の魅力を発見することなどをご体験いただきます。その結果から、ワーケーションの「休暇」の部分において、周辺の移動や観光にどのくらい役立つか、具体的にどのようなことが可能になるかなど、パーソナルモビリティの同地区における親和性、また利用者にどのようなニーズがあるかを検証します。
玄海国定公園・糸島地区は海や山等の自然、食などの豊富な観光資源を有し、人の往来が活発な地域である一方、交通手段が限定されているという課題を抱えています。パーソナルモビリティを活用することで、この課題を解決し、ワーケーションで滞在される方や地域の方々にご利用いただくことで、地域全体の活性化も期待できます。
<実証実験の概要> 海も山も糸島の自然を大満喫!パーソナルモビリティ周遊ツアー
■期間:2020年10月16日~2021年2月28日
■場所:福岡市・糸島市
■販売対象:ワーケーションでの滞在者及び観光客、地域の皆様
■販売価格:「TOYOTA i-ROAD」:1.5時間2,900円~、「COMS」:1.5時間1,700円~
https://www.knt.co.jp/tabinaka/sp/area/kyushu/200914/