観光庁は18日、“旅離れ”が指摘される若者層の旅行を活性化しようと、第2回「『今しかできない旅がある』若者旅行を応援する取り組み表彰」の受賞者を発表した。地域の活性化につながる学びや交流の旅、新たな需要を創出する企画やイベントなど10件を選んだ。
「今しかできない旅がある」をキャッチフレーズに取り組みを公募。全国から32件の応募があった。有識者をメンバーとする審査委員会(委員長・廻洋子淑徳大学経営学部教授)で選考した。
長官賞に選ばれたのは、「社会問題発信型のプラットフォーム・リディラバのスタディツアー」。一般社団法人のリディラバ、株式会社のRidiloverが手がける地域の課題解決をテーマとした旅行企画。社会問題の現場を訪問し、ヒアリングや討論などを行っている。
他の受賞案件は次の通り。
奨励賞=若旅inやまぐち山口県内オンリーワン企業訪問と観光魅力発見の旅3日間(西京銀行、広島経済大学)、山頂Cafeプロジェクト〜後世に伝えたい山旅がある〜(山頂Cafe〜ビギナーのための登山サークル〜)、農都交流プロジェクトin飯豊町(JTBコーポレートセールス)
東北ブロック賞=スポーツYUKIYOSE(トップスポーツコンソーシアム秋田)
関東ブロック賞=Lunch Trip(Lunch Trip)
北陸信越ブロック賞=大学ゼミ合宿誘致・コーディネート事業(金沢観光創造会議)
近畿ブロック賞=さんふらわあ若者船旅推進プロジェクト(フェリーさんふらわあ)
中国ブロック賞=スポーツによる地域活性化プロジェクト(広島経済大学興動館スポーツによる地域活性化プロジェクト)
審査員特別賞=サムライカレープロジェクト(サムライインターナショナル)