
願書は7月末まで受付中
観光庁は、着地型旅行商品などの企画、販売を担う地域限定旅行業者が選任する「地域限定旅行業務取扱管理者」の2024年度試験を9月29日に実施する。試験地は東京、大阪の2会場。受験願書の受付期間は7月29日まで。
試験科目は法令、約款、国内旅行実務の3科目で、航空運送に係る運送約款や利用料金、国内地理などは出題範囲から除外。出題の根拠となる法令・約款などに関しては、24年6月1日時点で施行・有効なものとする。
試験会場は、昭和女子大学(東京都世田谷区)と、大阪成蹊大学駅前キャンパス(大阪市東淀川区)。受験手数料は5500円。合格発表は11月15日の予定。詳細は観光庁のホームページなどに掲載されている。
地域の観光資源や魅力を生かした体験・交流型の地域限定旅行商品の企画、販売に関しては、18年1月の旅行業法の改正に伴い制度が緩和された。地域限定旅行業者の営業所に選任が必要な旅行業務取扱管理者は、従来は「総合旅行業務取扱管理者」または「国内旅行業務取扱管理者」だったが、新たに地域限定旅行業務取扱管理者の資格が創設された。
なお、国内旅行業務取扱管理者試験に関する情報は全国旅行業協会(ANTA)、総合旅行業務取扱管理者試験に関する情報は日本旅行業協会(JATA)のウェブサイトに掲載されている。