群馬県の草津温泉(草津町)は23日から感謝キャンペーンを開始した。2月末までの期間中、くさつ(932)にちなんだ商品の販売を旅館やホテル、商店、飲食店が行い、町を盛り上げる。今回は「10万円宿泊券」プレゼントという新しい企画も用意し、宿泊客の増加を図る。「この冬、草津温泉は“ココロにもカラダに効く旅”を目指す」と意気込む。
感謝キャンペーンは今年で3回目。町と観光協会、旅館協同組合、商工会が一体となって取り組む=写真はチラシ。
10万円宿泊券は公式ホームぺージ(モバイル、ウェブ)にある専用フォームで応募してもらい、抽選で2組、ペア無料宿泊券を50組100人にプレゼントする。無料宿泊券の抽選については宿泊先の旅館・ホテルにある応募用紙からもでき、こちらは150組300人に当たる。応募用紙は商店や飲食店で932円以上の買い物や食事した人にも配る。
また、旅館・ホテルではこの時期限定のスペシャル宿泊プランやサービスも用意する。
キャンペーンスタート日となった23日、草津温泉のシンボル「湯畑」でキャンドルライトアップの点灯式が行われた。以後、2月25日までの毎土曜日に開催する。宿泊客を“外”に出し、温泉街のにぎわいを創出するのが狙いだ。
23、24日、1月7、8日、2月11、12日には熊笹パウダーを麺に練り込んだ「草津味うどん」と「熊笹茶」を旅館の女将さんらが振る舞う。このほか、特典付きのオリジナル絵はがきの無料配付やジャズ演奏もある。
7〜9月に実施された群馬デスティネーションキャンペーンでは、草津温泉の宿泊客は台風の影響でJR吾妻線が運休するなどの影響もあり、前年同期比3%の減少だった。それだけに感謝キャンペーンにかける意気込みも強い。