「空港アクセスナビ」から「えきねっと」移行可能に
全日本空輸（ＡＮＡ）とＪＲ東日本は11月30日、ＡＮＡが提供する経路検索サービス「空港アクセスナビ」からＪＲ東日本が提供するインターネット予約サイト「えきねっと」へ情報を引き継ぐシステム連携を始めた。経路検索から切符の購入までをシームレスに。ＭａａＳ分野での連携を強化する。
両者は、移動需要の創出、拡大に向け、2019年からＭａａＳ分野での連携強化に取り組んできた。今年2月には、車椅子ユーザー向け支援サービス「Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ ＭａａＳ」での「一括サポート手配」の実証実験を行っている。
航空券と新幹線や特急列車の予約、決済は従来、別々に日付や乗車区間、発着時間の情報を入れて行う必要があった。
今回のシステム連携により、ＡＮＡ航空券を予約した人は、空港アクセスナビで空港まで（空港から）の経路検索を行い、ＪＲ東日本管内の新幹線や特急を含む検索結果に表示された「えきねっと列車予約」ボタンをタップすると、ダイレクトに指定した新幹線、特急券の予約画面に遷移する。再度日付や、区間、時間などの情報を入力せずに切符の予約、決済ができる。
決済後、切符との引き換えは、ＪＲ東日本管内の駅などのみどりの窓口、または指定席券売機で引き換えられる。
「空港アクセスナビ」から「えきねっと」移行可能に
