米国カリフォルニア観光局は、ハイウェイ1号線でツーリング・イベント「ドリーム・ドライブ」を開催した。
このイベントは、昨年の大雨による土砂崩れの被害によって、18か月以上にわたり閉鎖されていたハイウェイ1号線が、今年7月下旬に再開通したことを祝して行われたもの。閉鎖の間は、迂回路の通行を余儀なくされ、サンルイスオビスポ北部をはじめとする地域は、莫大な経済的損失を被ってきました。
そして、今回行われた「ドリーム・ドライブ」と称された、まさに夢のようなツーリング・イベントは、世界で最も美しい絶景を誇る海岸線の道路のひとつとして知られ、カリフォルニアの北部と南部を繋いできた幹線ルートでもあるハイウェイ1号線の歴史をハイライトしたものとなりました。
カリフォルニア観光局のプレジデント&CEO キャロリン・ベテターは、次のように述べています。
「ハイウェイ1号線をドライブすることは、多くの人々が人生で一度はやってみたい!と願う夢のような素晴らしい体験です。そのため、昨年のハイウェイ1号線閉鎖のニュースは、大きな衝撃となりました。また、道路が閉鎖されている間、このエリアの多くのコミュニティーが苦境に立たされていたのです。
しかし、今日、ハイウェイ1号線がこれまで以上に素晴らしい状態で再開通したことを世界中に知らせることができ、大変うれしく思います。セントラルコースト地域は、カリフォルニアの究極のロードトリップを体験するために訪れる皆様のお越しを心からお待ちしております。」
この日行われた「ドリーム・ドライブ」は、モントレーにあるサーキット場 ウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカにおけるレーストラックでの記念走行からスタートし、観光業界のリーダー、および日本を含む世界各地から集まったメディア、そして自動車愛好家など総勢およそ200名が参加。途中、5,400万USドルを投じて400mにわたる土砂崩れの補修が行なわれた地点を通ってハイウェイを南下し、ゴール地点の海辺の街モロベイにある巨岩モロロックのふもとで美しい夕日を眺めながら楽しむビーチ・バーベキューで幕を閉じました。
このイベントは、カリフォルニア交通局、モントレー・カウンティ観光局、サンルイスオビスポCAL観光局、ウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカ、アメリカ自動車協会(AAA)、Googleストリートビュー、エンタープライズ・レンタカー社、エイビス・レンタカー、およびハーツ・レンタカーの協力のもと、カリフォルニア観光局が主催しました。
ハイウェイ1号線とは:
全長約1,070kmのカリフォルニア州で最長の州道。1930年代からセントラルコーストの地元住民のための主要な通行路としての役割を果たす。「オール・アメリカン・ロード」(景観、歴史、自然、文化、レクリエーション、考古学のうち、いずれか2つのカテゴリー以上で適合していると認定された公道のこと)に指定。また、1964年、道路整備の再編に伴い、正式なハイウェイのナンバリングが行なわれてからは、最も景観の美しいドライブルートのひとつとして、世界中の人々を魅了し続けている。