宿泊予約サイト「じゃらんnet」が来年4月から適用する実質的な手数料率引き上げに対し、協議を申し入れていた神奈川県の箱根温泉旅館協同組合(榎本孝弘理事長、加盟施設数108軒)は12日、同サイトを運営するリクルート旅行カンパニー(冨塚優カンパニー長)から郵送で回答書を受け取った。組合員向けの説明会開催に前向きな回答があったことから、今月末の実現を改めて文書で要望した。
同組合は、手数料率引き上げなどに関する再考や、組合員に対する説明と協議を公開の場で開催することなどを求める「協議申し入れ書」をリクルートの柏木斉社長と冨塚旅行カンパニー長に5日付で郵送していた。
リクルートからの回答書面の内容について同組合は、「これまで同様の一方的な説明に終始」し、「受け取った文書をもって納得することはいささか難しい」とコメント。ただ、説明会の開催については前向きな回答が得られたという。
このため同組合は16日、「説明会開催の申し入れ」と題する書面を柏木社長、冨塚カンパニー長あてに送付。11月26、29、30日のいずれかの日程で、組合員に対する説明会を箱根町で開催することを求めた。
「『じゃらんnet』の手数料引き上げに関する説明会開催の申し入れ」箱根温泉旅館協同組合 >>PDFを見る