
国土交通省は、三重県伊勢市の宇治山田港神社(かみやしろ)地区の「神社・海の駅」を、港のにぎわい拠点となる「みなとオアシス伊勢」に登録した。11日、伊勢市役所で登録証交付式を行う。
みなとオアシスはこれで全国160カ所となり、中部地方整備局管内では13カ所目。
神社地区は神社港とも呼ばれ、お伊勢参りの海の玄関口として栄えた。毎年10月12日には御幣鯛(おんべたい)といわれる干し鯛を伊勢神宮に奉納する「御幣鯛船歓送迎式典」を行い、旗を掲げた奉納船団が同港に入港する。
代表施設、神社・海の駅=写真=は地域住民が作成した絵画や生け花を展示するなど、住民や観光客らの交流・休憩施設としてみなとまちづくりの活動拠点となっている。
このほか、構成施設を拠点に勢田川流域体験ツアーや住民による朝市「辰の市」などが開かれている。